2020年5月6日水曜日

 此処へ来て新型コロナの感染者検査・陽性率の数値がいい加減だと・・。驚愕。 I found that the number of infected people and the number of positive tests were inaccuracy, Astonishment.

 ついに「自粛警察」「コロナ警察」なる言葉がメディアに登場し始めた。かって東西冷戦時代、国のおきて破りをする近隣住民を国家秘密警察に「密告」するチックリ屋と同じような動きが日本人社会の中にも出てきたようだ。

 小学校時代にクラスにもいた何かあると「先生に言いつけ」を行う悪癖を持つ子と一緒だ。例えば家族総出でピクニックの様に大型スーパーや郊外のホームセンターに行くファミリーを陰口叩く隣人。特にマンション・団地に多いそうだ。

 あるいはジョギング・ランニングにおいて、マスクをしないで走るランナーへの迷惑顔。尚かつそれをSNSに投稿し非難し正義ぶる輩。
 マラソンランナーでノーベル賞受賞者の山中伸弥氏がランニングの際も飛沫感染を人に及ぼしたり、自分が受けたりする可能性があるのでマスクを、但し普通のマスクだと酸欠を起こし別の障害を発生する可能性があるので、ネックウォーマーなどの伸縮性のある薄い布で・・。
 ・・と言った途端、詳しい話の意味を理解せず、「ノーベル賞受賞者がマスクをしなきゃいけないんだと言った」とばかりに、それまでマスクなどしても居なかったランナーがマスクをして走り出し、鬼の首を取ったようにしないで走るランナーたちを非難する。

筆者はコースの状況を見てネックガードをマスクのようにしたり、しなかったりする。雨も降っていないのに雨傘をさすようなバカなことはしたくない。
ランナーや家族連れが多ければネックガードを上げる事もある。

コースがガラガラで人がいなければ、わざわざ酸欠になりそうなことはしない。普段の野川沿いはこんなもんだ。混み合う日中や早朝は避けて、サンセット時を狙って走っている。

 ファッション的な健康観・生活感、あるいは流行りに乗って走るのではなく、真剣にトレーニングしたり体調保持を目的にするのであれば、マスクが如何にランナーにとって不都合か判るはずだ。わざと酸欠を狙い高地トレーニングの真似事でもするのであれば別だが・・・。
酸素量・心拍数は常時計っている。

運動量チェックをして決して無理をしないようにしている。

筆者が走る野川沿いは人出が多い連休でもこの程度のランニングコースだ。

 自粛(=自分の理念と考え方を元に自ら率先して遠慮する事)という言葉の持つ意味を、いつの間にか「皆で守らねばいけない暗黙の規則)にすり替えてしまい、規則破りを皆で指さして叩きまくる。まるで昔の村八分に繋がる「集団リンチ」の様相を呈し始めている。自粛とは決して強要したりされたりするものではないはずだ。
 このランナーのマスクの話は、三鷹エリアのあるランナーグループのメンバー同士で激論になり、グループが分裂するまでの騒ぎに成ったのを聴いたため、此処で取り上げてみたのだ。

 チコちゃんじゃないが、筆者はここで全国の民に問いたい!

 一般日常の生活や行動において、新型コロナウイルスに感染する危険確率を判断できるモノサシは一体どこに在るのだと。

 メディアの報道に乗って、何でもかんでも自粛!という傾向に筆者は大反対だ。論理的に「危険・脅威」が実例や症例で確認あるいは証明された場合は即納得するが、「可能性が否めない」程度の推察を、さも「感染危険間違いない!」と決めつけ騒ぐのには反対だ。
 無責任なメディアは恐怖を発信することで人々が騒ぐのを間違いなく好む。今の状況を見ていると国民の大半はこのメディアの煽りに乗って我を失っているように見えてしょうがない。

 かってのダイオキシン問題がそうだった、どこかの騒音おばさん問題もそうだった。更に古くは松本サリン事件の河野さんがそうだった。メディが確実な裏を取らずに煽った結果、被害者が加害者になってしまった例は山ほど存在する。あとで間違いだった場合でもメディアは謝らない、もちろんそのメディアを鵜呑みにして騒いだ一般人たちも知らん顔する。日本人の民度が下がりつつあるのはこのあたりに原因があるように思う。

 毎朝の混みあった通勤電車で都心を往復して仕事する通勤者が、1日でさらされる新型コロナウイルスに感染する脅威を確率で表したモノサシがあるだろうか?

 例えば、駅までのバスの乗った際の感染脅威、つり革、ポール、手すり、乗客、椅子などの接触感染の確率、同じ様に鉄道の駅での感染確率、鉄道車両内での感染確率。更にはエレベーターやエスカレーターに乗った際の感染確率、ランチ時の飲食・社食での食器・食券・レジでの感染確率は一体どのくらいの可能性を秘めているのだ?

 家にいても、受け取る新聞、郵便物、あるいはAmazonなどの宅配便段ボール箱に付いた菌。休日に家族で行く近所のレストラン、物販店、スーパー、コンビ二での買い物かご、商品、レジ袋などからの感染確率。持ち帰りテイクアウトの料理の梱包・包装が完全に安全なのかどうか?日常生活の中で感染の可能性がある機会はやたらとあるはずだ。

 で、そういった身の回りに数限りなく存在する感染確率に比べて、マスクをしないで10m離れたランナーとすれ違う程度の感染確率は一体どのくらい高いのだろう?これを知りもしないでノーマスクで走るランナーを、迷惑顔で非難しながら走っている連中の気が知れない。

 そういう連中に限って数名で徒党を組んで走っていたりする。で、休憩時や終了時のお疲れさんタイムなどには平気で「三密」の状態を起こしている。決して一人で走っている訳ではないのだ。

 これは先日野川でのランナーユニオン30名くらいで話した反省会での内容から抜粋だ。メンバーには本格的な東京マラソン(フル)参加経験者が12名、筆者のような完全マイペースで走る孤独なランナー(主にロートル)が6名。残りは調布のアメリカンスクールとICUのメンバーだった。ちなみにそのメンバーたちの半分がネックガードを伸ばして鼻口を覆い、残りは何も付けていない。普通のマスクをしているものは一人も居なかった。医者が2名居るのだが本人は「メディアで出る情報の80%は自分の臨床経験とは違う」と言っていた。その医者2名はマスクはしていない。
地元ランナー仲間のコミュニケーションは非常に良い。

 彼らが言うには「感染なんか心配するより、発症することへの心配の方が遥かに重要なのだ」との事。いずれ国民の60%が感染しなきゃ感染症そのものは落ち着かない。新型コロナウイルスによる年齢別死亡率カーブは、三大疾患・インフルエンザ・糖尿病のどれとも同じなのだ、高齢者の死者が多いだなどと無知がゆえ騒ぐメディアに一喜一憂してもしょうがないと、落ち着いたものだった。

 これらの行動ごとの感染確率を、どこかの研究機関や大学で実際に試験して発表しないだろうか?感染症予防センターや厚労省は何故こういった一般国民が知りたい「事実情報」を調査して提供しないのだろう?噂とデマが飛び交う原因はこの厚労省や国立感染症研究所、政府の専門者委員会などが判りやすく国民にこの新型コロナウイルスに対する知識啓蒙・情報開示を行わないところに原因の大半があると思っている。

https://www.youtube.com/watch?v=rbNuikVDrN4&feature=youtu.be

 好き嫌いは別として、テレ朝のモーニングショーが連日どれだけ解り易く新型コロナ問題を解説しているか?
 この項は、いずれゆっくりとまとめてみたい。今日は北関東の研究所なので「川辺川のヤマセミ」は1日お休み。