気象庁データ
これが野鳥にどのような変化、普通ではない状態を生んだかと言うと、武蔵野を流れる野川流域の野鳥を観てみるととても良く判る。
まず台地が雪で覆われ、草の実木の実を主に食べる野鳥が採餌に夢中になり、普段よりはるかに大胆に人間の傍に出てきている。
普段、あまり藪から出てこないアオジやウグイスが野川沿いで結構日の当たる場所に出てきている。同時に氷点下が続いたため寒さに慣れたのか、急に日が出て気温がプラス10度を越えたりすると春が来たと勘違いするのだろうか、囀る野鳥が出てきている。
住宅街でも桜が咲く頃に成らないと聴こえないシジュウカラの、ツーピーツーピーツーピーが頻繁に聴こえたりする。
野川のほとりではハクセキレイが綺麗な声で2月頭に囀り始めている。
更に驚かされたのが、ミソサザイが野川に現れた事。野川自然観察園では何かの間違いかと思ったがヒガラも撮影出来ている。
関東の山が雪で覆われ気温も相当低いので平地に降りてきているのだろうと思われる。
オオタカやチョウゲンボウは普段から野川沿いで飛んでいるのも見かけるが、今年の冬はノスリ、ハヤブサ、ツミなどが盛んに目に付く。
野川初お目見えのミソッチョ!ミソサザイ。
ヒガラは真冬には時々出没しているが今年は結構来る様だ。
長い事ハケの崖に居るオオタカ。営巣・繁殖しているようだ。
ハケの崖沿いの高い樹にノスリ。
ハケの崖上の住宅街でハヤブサ
ツミ
遂には野川自然観察園傍の野川にタシギまで現れた。滅多に此処までタシギが来ることはなかった。過去の記録だと2006年。