2018年1月16日火曜日

霞ヶ浦野鳥シリーズ その1.ウグイス  The wild-bird series from Kasumigaura area. Vol.1 Japanese Bush Warbler.

 ハイイロチュウヒやコミミズクなどの出遭い難い人気野鳥のレポートを行う前に、まずは身近に居ながらなかなか撮影し難い「春告げ鳥」ウグイスを観察したのでご報告。

 霞ケ浦の土手から少し東側の内陸に入ると、江戸の昔我が先祖麻生藩(=新庄藩)の居所であった麻生町が在る。その麻生に羽黒山という小高い丘がある。地元の識者に訊くとその昔麻生城があった所だというが、我が先祖が大阪の高槻から徳川時代国替えでこの麻生へ移って来て以降は陣屋城で天守閣のある城は持たなかった様なので、江戸以前の話だろうと思う。

 その麻生城が在った高台は現在羽黒山公園となっており公共トイレも完備されている。車で公園駐車場(6台無料)まで行ける。
 ここで5年前ウグイスを撮影したので、今回も行ってみた。周りの樹木でからっ風も遮られているので妙に暖かい場所だ。それが理由なのかウグイスがチャッチャッと地啼きしながら飛び回っている。

 多分縄張りを主張している様な気がする地啼きだが、気配を感ずると啼き止んでしまう。しかし樹の葉が揺れれば居所は判る。
 そこで、しゃがんで再び啼きだすまで我慢していると約5分もすればまた啼きだした。迷彩柄のダウンジャケットはこういう場合有効なようだ。赤や黄色など派手な原色系は警戒心をなかなか解かないような気がするが理論的に証明は出来ない。あくまで経験値だ。

 しかしウグイスはなかなか表には出てこない。木々の間を動き回るのみで、さすがに英名のJapanese Bush Warblerのとおりだ。

 そんな中、時折姿が見えたのでシャッターを切ってみたが如何だろう?








陽の光と影の部分のコントラストが強すぎて変な色になってしまっているが、やはり野鳥撮影は薄日が最適だ。