しかし人吉市のサギ山は筆者が通うようになった2010年からずーっと存在する。いつも行くたびに「あー、今年も繁殖中だな皆さん」と軽く観ていただけだったが、昨年からアマサギの採餌シーン等を観察するにつれこのサギ山コロニーが気になるようになった。
サギ系が何処で繁殖するか等はあまり気にしなかったが、このサギ山で繁殖する種としない種があるらしいと聴いて、撮影に向かった。人吉でお世話になっている方の家の二階から正面に見えるこのサギ山だが1000mm超望遠で撮影するにしても晴れていれば大気の陽炎で画面が揺らいでしまう。もう少し近づきたいと高い場所を探して、今回やっと少し近づけたので前回より近い画像を撮影できた。
サギ山では、アオサギ、ダイサギ、コサギ、アマサギ、ゴイサギが営巣中で、チュウサギが混じっているか否かは判別できない。それぞれ同種で固まっているのかと思いきや、バラバラなのには驚いた。しかし真昼間から都市中心部の上空を色々なサギが舞う所は全国的に観てもそう多くは無いだろう。特に夜行性のゴイサギが数羽でビル街の上空を飛ぶのも珍しい事かもしれない。
正確にはカウントしていない為、責任を持っては言えないが、撮れた画像を見る限り250羽以上のサギ類が居る様だ。ひょっとすると国内でも最大級かもしれない。
遠くから見ると、明らかに5月末に撮影した時よりサギの数が増えて見える。殆どの雛がかえったためではないだろうかと推察している。前回の倍以上に見える。
ダイサギなのかアマサギなのか・・・。
ところどころ灰青色のアオサギの姿が見える。しかし圧倒的にアマサギ、コサギ、ダイサギが多いようだ。
一部葉の無い枯れ木に沢山巣を架けているアマサギ、もしくはコサギのコロニー。
此処からは人吉球磨エリアで目に付いた花のご紹介。
もう終わり掛けだが合歓の木も沢山咲いていた。八代の水無し川上流部は満開状態だ。
真っ赤なカンナは見事に川辺川流域に沢山生えている。
ヒメヒオウギスイセン(姫檜扇水仙)も今が盛りと咲き誇っている。
ヒメヒオウギスイセン(姫檜扇水仙)