2014年4月4日金曜日

人吉のヤマセミのオスは求愛給餌用の魚獲りで大変! Crested kingfisher is so much busy to get many fishes for courtship feeding.

 今回の人吉ヤマセミ観察・撮影行では明らかに求愛給餌の餌獲りでヤマセミ雄が非常に忙しいのを目の当たりにした。一方で産卵をするためだろうか、雌が行方不明・・と言っても何処か近所に掘った巣穴に戻っているのだとは思うがいなくなる場面が多かった。せっかく採餌してきた魚を咥えたまま必死にメスを呼ぶ雄の声が哀れだった。今回眼の前の雄は20分近くも呼び続けてついに疲れ果てたのだろう自分で魚を食べてしばらく全く静かになってしまった。

 1時間ほどして雌が飛んできたときの雄の怒り様というか血相を変えた感じで雌を追いかけて行ったのを目撃した。ヤマセミを観察しているとその感情や気持ちがほんの少しだが判るような気がして面白い。今日は朝6時半から活動したが、9時頃からはいつもの川辺川にへばりついて観察を続けた。晴れてはいるものの、北風がものすごく強く河原はとてつもない突風が時々吹いて大変だった。

 おかげでほぼ終日、立ちっぱなしだった為か寒さも加わって疲れ切ってしまい、4時半に初めて車の中に座った途端、睡魔が襲ってきてそのまま爆睡状態に!人吉でお世話になっている方に連絡をせずに大変な心配をかけてしまい、捜索願いを出されてしまった。携帯の留守電の音で我に返ったが、時すでに遅く太陽はとうの昔に山の裏側に沈んでしまっていた。しかし終日ヤマセミと対峙できる幸せはここ人吉だけのものだろう。

朝一番の撮影は球磨川本流の人吉市内より上流部のヤマセミの採餌後の後ろ姿だった。

川辺川のレギュラー君

カラスやトビの襲撃を予測してコースをジグザグに飛んで雌の元に戻る。

この状態が一番トビに狙われやすい。

無事に雌に餌を上げた直後、雌はさっさと去っていく。

夕方暗くなる前にもせっせとダイブして餌を獲る雄。