ホタルの初撮りも3回目。今回は接近で!
紆余曲折を経て、ホタルの撮影もその生態の一部分でも撮れればと、グッと接近して撮影してみた結果を今日はご紹介。
これも、撮影場所が水深10~15cmだったからこそできた芸当。今回の線状降水帯の降雨の後はしばらく水深も深く、満月でもあるので思う通りの撮影は出来難いと思われる。
水深10~15㎝とはいっても、中腰で1時間もホタルと対峙ではさすがに疲れる。結局川床でしゃがみ込むことに成るのでいで立ちは下半身防水となる。同時に行き帰りの安全確保にヘッドライトを装着もした。
手回しバッテリーで光るヘッドライト。早朝真っ暗な高尾山登山でも使った。
毎日、前夜の失敗や不具合を考慮して装備や持ち物を工夫した。
ホタルは勿論見物客たちを喜ばすために飛び回っているのではなく、繁殖するための相手=伴侶を見つけるためにオスが飛びまわっているので、飛び回っているオスを追うより、ジーッと淡い光を点灯させっ放しのメスに注目していた方が良い。
そうしてメスに寄ってくるオス、そうして二頭一緒に接近したところを狙って撮ってみた。
スタジオや飼育器の中でアップで撮るのは簡単だが、実際川床から土手の草地に居るホタルに近づき、デジカメの光も一切絶ってこういった撮影を行うのは、慣れが必要かも。
三晩通ってやっとこういう感じで撮れた。
少し離れて二頭が留まった。
淡い光で点灯しっ放しのメスにオスがヒューッと近づいたが通過した場面。
こちらは近づいて二頭がお互い動きまわっている状況。
オス・メス二頭がくっつこうと接近している瞬間
水面ぎりぎり5㎝程の所にメスが留まっている、右の白い光は水面に映ったおぼろ月。
よりメスに近づいた画像。
多重露光=合成など一切せず、5秒間露光一発でこれだけ飛んでいるから密度は高い。
豪雨の後は満月で風が強かった。一頭だけ光跡を残している。