2018年9月16日日曜日

八代市の球磨川河口部で夏の終わりの水鳥。 Late summer waterfowl at the mouth of the Kumagawa River in Yatsushiro city.

 9月の4日から数日間八代⇒人吉と球磨川の河口部から上流へと野鳥を観察しながら遡上してみた。
 球磨川河口部では八代市にお住いのクロツラヘラサギを始め水鳥の研究・保護に日夜努力されている高野茂樹博士のルーティン調査・観察に同行。
高野博士と共に強風下で観察(筆者のコンデジ・セルフタイマー撮影強風で飛ばされそうになったが、よく耐えてくれた。)

 折しも此処25年間で最大級の猛烈台風21号が九州の東側を北上したので、非常に強い西風の中500mmのレンズもふらつく環境下での観察撮影だった。

 潮は中潮だったが、気圧低下と強い西風で結構岸近くまで海水が来ており、風を避けた水鳥が間近まで寄って来たので意外に条件は良かった。
 季節的に何が通過中なのか、前日の確認ではソリハシシギ、キアシシギ、アオアシシギが多かったが、今日はそれ以外にオグロシギなどあまりお目に掛かれない種も来ていた。

 次回10月後半は何が来るだろう?楽しみだ。
あまり群れていないシロチドリ

やっと2羽

結構珍しいというオグロシギ、オオソリハシシギに似ているがクチバシがまっすぐ。

一羽だけ単独で採餌に熱中していた。

オバシギ、ダイゼンに似ているがくちばしが細く少し長い。

こちらはトウネンらしい。

それぞれに餌を咥えたダイセン幼鳥?

キアシシギも相変わらず多い。

3羽揃って羽根休め中。

これだけリラックスしたキアシシギに寄れるのも台風のせい?

何かに驚いたのか、目の前を雑種の群れが通り抜けていく。球磨川河口部は佐賀の大授搦に続く九州内海エリアの水鳥の宝庫だ。うるさい地回りもいないので安心して撮影出来る。お勧めエリアだ。