しかし、9月25日の今日現在、ネット上も新聞等従来メディアも、この2件の問題を改めて取り上げる媒体は殆ど無い。当然人々の興味は安保法制国会通過やラグビー・英国ワールドカップでの日本チームの活躍ニュースだ。特に2020年東京オリンピック・エンブレムの白紙撤回はまだ25日しか経っていないのに、はるか昔の出来事のようだ。
ラグビーの盛り上がりも、第2戦で実力差どおり日本がスコットランドに負けると、逆の意味で日本のメディアも秩序を取り戻してしまった様だ。
ネットの発達でニュース・情報伝達は物凄く早くなった。昭和時代は半日単位のスピード、ラジオ、テレビ中継などで3~4時間の差で茶の間(今やそういうものは無いかもしれないが)に入った情報が、今は事が起こると数分後に発信され個人端末のスマホ等で、受け取る側がトイレの中だろうが電車に乗っていようが、何処にいようが数分あるいは数秒後に伝わる時代だ。
この情報伝達の凄まじさを目の当たりにしたのが、集中豪雨で決壊した鬼怒川流域の救助劇だった。現場にいる被害者は堤防決壊も知らず、アッと言う間に迫る濁流に流され、情報無いまま屋根の上で救助を待つ、しかしその一部始終を安全なところで数千万人が情報端末で視ている。一方でその情報端末で仲間同士素早い情報交換を行い難を逃れた事実もある。
今後はこれら情報端末を使いこなせる格差、クライシス・インフォメーション・デバイド(危機情報格差)が生死を決める時代になってくるのかもしれない。端末の機能と電源確保が重要に成ってくるだろう。
今日のヤマセミ画像 この1枚はこの先観られる「ヤマセミの闘い!」の一こま
球磨川本流で鰻塚(川漁の仕掛け)の上で始まるヤマセミの死闘・初期段階。胸に褐色の部分が在り、主翼の裏が白いのがオス。まさにオスが2羽!。