2015年9月23日水曜日

ヤマセミ、この1枚!#18 Selected photo of Crested kingfisher. #18.

 今日の夜、スポーツ界最大の奇跡!番狂わせと言われた先日のラグビー・ワールドカップ日本戦の第2戦・対スコットランド戦が在る。このスコットランド戦にもし日本が勝利すれば、世界は先日の南アフリカ戦が「偶然=フロック」の結果ではなく、本当に日本が強くなったのだと認め、今後日本チームに対する見方が変るだろう。日本戦の現地ブックメーカーの賭け率も大幅に変るだろう。

 先日の驚きと、その後のメディアの反応は、「日本は過去1勝しかしていない弱いチビ揃いの国、南アに勝てる訳が無い・・・」という前提での勝利だった事への反応だ。一部の日本メディアからは「女子レスリングで言えば、「モデルの華奢な桐谷美玲が吉田沙保里にフォール勝ちしてしまった」くらいのショックと例えられた程の出来事だったのだが、これにはそうなる条件が幾つかあったようだ。

 知人がFB(Facebook)上でシェア投稿(丸写しで情報拡散)した現地で観戦した人のレポートを視ると、日本Vs南ア・戦は誰もが(主催者含めて)南アの勝ちと決め付けていた為、他の強豪同士の戦い、例えば南アVsオーストラリア、ニュージーランドVsイングランド(地元)のように大スタジアム超満員必須のカードとは違って、比較的小さなスタジアムで観戦入場券も安いそうだ。結局高い料金の対戦カードの試合を見られない人々が安くて手ごろな日本Vs南ア戦を観に来た、英国人は日本人に似て判官贔屓の国民性が在るので「弱い日本を応援しよう!」となかなか現地でも手に入らない日本チームの応援ユニフォームを来て観客席に座ったと言うのだ。決勝戦を予定しているロンドンのラグビーの聖地トッケイナムスタジアム(8万2千名収容)とは訳が違う。

 結果、賭けの大好きな英国においても100対1以上の掛け率で南アフリカ優位、というより賭けにもなりにくかったカードで大逆転が最期の最期に起きたと言う点でラグビー史上に残る出来事になったのだろう。1999年UEFA決勝戦で後半終了間際ロスタイムでマンチェスターユナイテッドが2点入れ、強豪バイエルン・ミュンヘンを破り優勝した事に匹敵するいつまでも語り継がれるだろう。ある面、ラグビーワールドカップへ皆を注目させる意味で、格好のスタートネタになった為、メディアの扱いも大きくなったような気もする。

 しかし、拮抗した強豪同士のゲームとしての奇跡ではなく、蟻が像を倒したような「あり得ない事象」に対する驚きが今回の感動であって、次回日本がスコットランドを破ったとしても同じ反応は起きない。「あの南アを破ったのだからスコットランドを破って当然だろう・・」という世界の反応は手のひらを返したような事になると思う。それだけに一生懸命、今夜の日本チームを応援したい。


・・・と、スポーツの話になると止まらない筆者だが、今日の一枚は「ヤマセミダイブの連続画像!」
ラグビーじゃないが、ダイビングのフォルムは美しい。動画だと良く見えないので連続連写で!


子育て中のメスのダイブ、採餌に必死なのだろうと思う。球磨川本流で。