ここの幼鳥は3羽の様だ。親鳥健在で、親離れするまで無事に育ってほしいものだ。繰り返すが、ヤマセミの交尾自体は産卵前だけに限らず抱卵中、育雛中にも見受けられるらしい事が人吉でヤマセミを観察されている幾人もの方々からの報告で判ってきた。したがって今回撮影行の最初の頃5月16日架線上で交尾をしたカップルもそれから5~60日後の雛巣立ちとは限らないにしろ、7月中旬~下旬の巣立ち・繁殖成功という事も有り得る状況だ。個体差により2か月もの繁殖時期に差が出るのは近年珍しいと思う。
熊本市内・江津湖でカワセミの生態・繁殖活動を連日詳細に観察されている清海さんの連絡でもカワセミもいつもとは異なる状況だそうで、不安そうなメールが届いている。縄張りがしっかりとしていて氏素性が割に判りやすい種のヤマセミ、カワセミの繁殖がいつもと少し時期的に違う事が何か地球環境に関して異常事態の前兆でない事を祈りたい。
基本的に幼鳥はこのように固まって羽根休めをする時も有れば、
バラバラに等間隔で離れて留まる事もある。
30分一度声を上げながらはしゃぐ様に飛び回る。
同時に3羽以上をフレームに入れ込むのは非常に困難だ。
一方親のつがいは連れだって飛びまくる事が多い。
この姿は昨年も一昨年も他の場所で同じようなシーンを撮影している。
危険と隣り合わせではあるが繁殖に成功して喜んでいるように見えて仕方がない。