全国のヤマセミ撮影愛好者の素晴らしい接近写真を沢山観てきたが、やはり似たような条件のもと撮影するせいだろうか、殆どが似たような画像になってしまうのは致し方ないだろう。アップで撮る楽しみは良く判るが、私の撮影コンセプトとはずいぶん異なるスタイルなので全く違う世界だと思っている。
一般的には何かを行っている生態画像を撮るのは非常に難しい。しかしこの八代市郊外の接近観察ポイントでは過去においても非常に貴重な全国で初めてと思われる画像が収録されている。決まった個体の生活エリアに設置され工夫されたブラインド観察ポイントなので継続観察が可能となっている。
江津湖のカワセミ止まり木などとは異なった自然木だから非常にリラックスしている。
他の野鳥が一緒になる機会も多いがまるで気にしない模様。
そう云えばカワセミの場合もキセキレイに目もくれなかった。
これだけ近づけるのはやはりうれしいし撮影も非常に楽だ。
撮影中は勿論会話禁止、咳払いすらできない。一種独特の緊張感を体験した。
此処でしか撮影出来ないヤマセミの生態観察、芦北と八代のお二人様、是非今後もお続け頂きたいと思う。