八代の野鳥シリーズ、今日は人吉でさんざん生態観察を続けてきたヤマセミ。
人吉市内では日常人々の生活空間で出遭えるヤマセミも他のエリアではそうはいかない。球磨川本流では人吉から河口の八代方面へ下りつつおよそ10か所でヤマセミに遭遇、撮影もしているが、八代市坂本エリアに入ってからは遭遇経験はなかった。
それが、八代在住の橋本勝次さんと芦北お住いの濱崎さんに誘われて水無川のブラインドへ行ったときのヤマセミ遭遇は実に驚くべき距離だった。
如何にハイド(=野鳥観察施設・国内では北海道根室附近に多い)の効果があるかを実感したのがこの八代市での体験だった。お二人には大変感謝している。
距離が近い理由はブラインド施設の場所に在った。
ブラインドを設置した足元の水溜りに小魚が沢山泳いでいるのだ。この小魚を狙ってヤマセミが突っ込んできた!
あまりの事に500㎜ズームレンズ装着の一眼デジタルではダイブの瞬間など対処しようもなく、撮れていない。直前と直後のカットだけご紹介できる。
まっすぐブラインドへ突っ込んでくるので、居るのを見破られたかと思った。
そうしたらすぐ傍にダイブして飛び去って行った。
原因は足元のワンドの小魚たちだった。此処へヤマセミが突っ込んできた!
人吉の球磨川と違い、まさに深山の峡谷がこの場所だった。
獲物を狙う!この直後だった突っ込んできたのは・・。
本流の車が往来する土手上から500mで狙って撮るヤマセミとは随分異なった画像を収録できた。超山奥の場所だけにほんの少しの人間の会話を聴くだけで警戒する姿を間近に見て、自然界の生き物の「感度・第六感?」を強く感じた事だった。