http://yamasemiweb.blogspot.com/2020/03/the-baby-boomer-scared-at-last-day-of.html
やはり、昨日東京の1日の感染者数が100名を超え118名になった。イタリア、アメリカなど爆発感染している世界の国々から見れば、まだまだ圧倒的に少ないのだが、この先簡易検査が普及することで、いつ同じカーブでグラフが上がるか判らない。もうすでに今欧米並みの保菌者が都心をウロウロしているかもしれないのだ。
昨日の118名のうち81名が感染経路不明の感染者だが、1日中家に閉じこもっていて感染したわけではなく、本人がやはり人混みに出たか、何らかの公共交通機関を利用したり飲食店利用など感染しうる行動をしたためなのであって、決して空中を浮遊したウイルスに家の庭や玄関先で偶然感染した訳ではなかろうと思う。
昨日、渋谷のハチ公で、スマホの自撮り記念撮影をしている女子大生と思われる女性4名のグループがいたが、これだけで三密と言われる「密閉、密集、密接」のうち密集・密接を実行してしまっている。本人たちには全然その意識は無いように見受けられる。
ハチ公もこの行動には首をかしげているように見える。
こうして無意識、無知の人間たちが感染し、またウイルスを伝染させている訳だ。このあたり、欧米でパンデミック状態に陥っている各国の国・政府の真剣な「強い対策・指示」を観る限り、我が国政府の「緩すぎる対処・対策」「遅すぎる対応・歯車の噛み合っていない連携プレー」は一国民として非常に歯がゆい。
大相撲夏場所を何の根拠もなく2週間延期したり、東京オリンピックも何の根拠・保証もなく一年延期だけで開催日を決めてしまったり、自然の驚異を無視して、自分たちの期待と都合でスケジュールを組んでしまうなど、日本人の自然と言うモノへの考え方の甘さがいま世界中から嘲笑と悪い意味での驚嘆の眼で視られ始めている。一国民としてはとても恥ずかしい。
毎週末は研究所において筆者自身が10年前から続けているライフワークがある為、都心を通って北関東の施設へ行くのだが、昨日はさすがにいつもの東京ではなかった。しかし欧米では「自粛要請」などではなく、もっとぎびしい罰則付きで「指示・命令」が実施されていても、あの爆発的感染で相当数が亡くなっているのだ。
渋谷駅のホームも閑散。
主要路線の電車がこんな感じ。
電車も窓を開けている。
盛り場で若者のオアシス「スタバ」も三密意識に協力してかメイン店は閉店。
いつもは若者や海外からの観光客で撮影順番待ちの列ができるハチ公像も閑散。
政府もメディアも、もっと感染拡大を制御できる具体的で強制力を持った指示・情報を発する時期に来ているのではないだろうか?
今朝の情報では、国だか東京都がお台場の船の科学館横の駐車場スペースにテント製の病床を立ち上げるという事だが、この先暑い夏を迎えて暑さ対策はどうするつもりなのだろう?アスファルトの上にテント村を造成して。冷房・空調は十分機能するのだろうか?
それより、少子化による統廃合で増えた都内の小中学校跡施設・国の施設を使う方がインフラその他の面で余計な費用を使わないで済むのではないだろうか?あるいは東京オリンピック延期で関係者・来場者をあてにしていたのに空振り状態の都心・近郊のホテル群の部屋を借り切るなど、生活インフラ付きの既存施設はいくらでもあろう?
何も中国の武漢を真似することもないと思うが・・。たとえ立って寝る程狭いと言われるホテルでもだ。これは10日以上前のこのブログでも述べた通りだ。
当然医療施設が増えれば、医療従事者、医師、看護師、トランスポーター、掃除清掃・殺菌消毒メンバーが必要だろう。この点は医科大学・看護師育成教育機関・薬科大学系の学生なりOB・OGを総動員すべきと、これも10日以上前のこのブログで述べた。
今朝のニュースではアメリカ・ニューヨークのクオモ知事が医学系・薬学系の学生を総動員して事に当たるよう指示した。良い事だと思う。日本もその準備を即すべきだろうと思うがどうだろう?
今日、明日にも「非常事態宣言」が国から発せられるだろうが、今の法律下での「非常事態宣言」という言葉は、強くても実質生活上我々一国民にはあまり影響がないのではないだろうか?危機意識を高める雰囲気高めの発表であれば意味がないような気がする。 この件注視を続けたい。