2018年6月5日火曜日

レンゲ畑でチュウサギの採餌行動に遭遇! Intermediate egret caught frog at Chinese milk vetch field.

 人吉盆地は盆地とはいえ東西30km南北8kmの結構広い盆地だ。真ん中を横一文字に球磨川が流れ途中から真北に川辺川が分かれている。

 したがってこの盆地には牧場もあれば広い区画整理された農地が広がっている。1か月前はたばこの花が満開だったし、レンゲソウも満開だった。このレンゲソウの事をゲンゲというそうだ。レンゲ畑だと思ったらゲンゲ畑なのだと!鳥類はほぼ全種類が繁殖シーズンに入っており、JR人吉駅真上の鷺山もほぼ満室状態だった。塒を兼ねた鷺山から日中は採餌行動で盆地のあちこちにこのサギたちが離散する。昼間何処で採餌しているかを知りたくなった。

 追跡調査をしたら、盆地内の畑で一羽発見。未だ田植えは行われていなかったので水を張った水田にも散っていた様だ。
 そのような状況下で、レンゲ畑(ゲンゲ畑)の撮影をしようと車を停めてレンズを向けたら白い頭がムックリ持ち上がった。意外に近い所にチュウサギが居たのだ。チュウサギやアマサギはダイサギやコサギのように水辺ではなく畑に多い。

 そのまま動かず観察を続けていたら、やにわにレンゲ畑に首を突っ込んで小さなカエルをゲットしていた。

 花鳥図ではないが、ピンク色のレンゲ畑で大型の白いサギが採餌をしているシーンになどめったにお目に掛かれないのでご紹介!

5月の人吉盆地はレンゲソウで一面ピンク色になる畑が所々に在る。

その向こうをくまがわ鉄道が走る、のどかな写真撮影向きの田園だ。

そんな中、白いチュウサギが優雅にゆーっくりと進んできた。

本当に1/8速のスローモーションのように動く。

それが、ピタッと止まって約10秒間動かない。

次の瞬間ほぼ全身がレンゲ畑に沈んだ。

顔を上げたらくちばしの先には小さなカエル。


暫く採餌した余韻にふけるようにジーッとしていたが一瞬でのんだ。