地球の環境は1ヶ月、あるいは1年の単位などでは語れない。50年~100年の変化を観て判断できるか出来ないかだ。なおかつ地球上の二酸化炭素量の増減だけが環境を左右する訳でない事は世界中の学者の90%以上が認めている。2007年にノーベル平和賞を貰ったアル・ゴアやIPCC(気候変動に関する政府間パネル)が主張したホッケースティックのグラフがまったく事実ではない事は既に証明され、間違いを指摘されているが一旦貰ったノーベル賞は返還されない。
実は地球温暖化より、地球寒冷化のほうがはるかに人類にとって危機的な状態になることを、世界の科学者たちが知っている・・と言う解説本を読んだ。簡単に言えば太陽の活動、地球の地軸のブレの方がはるかに地球環境に与える影響が大きいという事だ。
1949年生まれの団塊世代、東京工大理学部教授著 単なる想像・予知ではなく、実データ・数値を元に理路整然と説明をしている。人口の爆発的な増加の方がはるかに地球の危機だと説く。
簡単に要約しよう。西暦1900年、つまり今から116年前地球上の人口は17億人しか居なかった。これが団塊世代が20を過ぎた頃1970年過ぎには2倍の34億人に達した。70年間で2倍になったわけだ。その35年後2008年には更に倍の68億人になった。つまり地球上の人口はネズミ算式に倍々ゲームで増えているのだ。
この恐ろしい増え方で何が問題になるのか?それは今後このペースで増えた場合に確実に不足するエネルギーと食料と水の不足だ。こういう状況下で地球が寒冷化するとどうなるか?食糧難がアッと言う間に襲ってくる。温暖化すれば地球上の高緯度地域まで耕作エリアが広がるが寒冷化すればそれが減る、結果収穫量が減り食料戦争が起こる。
これに追い討ちを掛けるのが化石燃料・主に石油の枯渇だ。世界中のモノの90%以上は石油が原料で出来ている。太陽光発電のソーラーパネルも風力発電の風車発電装置もその殆どは石油が材料だし石油を燃料とする電力・機械で製造されている。クリーン・エネルギーで発電する装置が出来上がるまでに消費した石油の量と、出した二酸化炭素をチャラにするには、どれだけ稼動したら良いか計算してみるが良い。
競馬で大穴を当てるまでにつぎ込む馬券代、宝くじで大当たり券を出すまでに購入する宝くじ購入費が半端でないのと同じ事だ。
その寒冷化の兆しか否かは判らないが、雪の残る武蔵野・野川でカワセミに接近した。
一面雪で覆われた野川、背景全体が写真スタジオの銀レフ板の効果を上げるのか綺麗に撮れる。
獲ったは良いが、その大きさに戸惑っているのか?暫く動かなかった。
どう考えても大きすぎやしないか?でも、どこか自慢げに見せ付けているようだ。
大きさが判りやすいように見せてくれた。
くちばしや枝に付いた獲物のウロコでその奮闘振りが判ろう?
雪で覆われた所には野鳥が居ない。草が出ているところに集中して採餌していた。
富士山頂は強い北西風で雪が飛ばされ、沈んだ夕陽が大きな雪煙を綺麗に光らせていた。