真夏は野鳥観察に一番適さない時期と言って良い。しかしその真夏7月も終わりの3日間、高齢者ど真ん中の団塊爺は炎天下をいろいろ動き回った。
どれだけ真夏が野鳥観察・撮影に不向きか・・・。
① 朝日が昇るのが4時台で、日の出から2~3時間が主な活動時間の野鳥観察には向かない。特に公共交通機関の動き出すより前に日が昇ってしまう6~8月は遠出は不可で時間的に無理。
② 次に植物はすべて木の葉で覆われてしまい、それに隠れた部分の野鳥はまず見えない。
③ 撮影に向かう人間の側が暑さで参ってしまい、特に団塊世代は体力的に行動が難しい。
④ 毒虫や蚊、ダニがピークの時期で、緑地帯での行動は感染症などの影響を受けやすい。
簡単に上げても身近にこれだけの「不都合な夏の真実」が存在するのだ。
あえてこういった状況下でも野鳥探索への欲求が減らないのが団塊世代のモノ好きなのかもしれない。7月の終わり3日間で遭遇。
特に29日には朝8時~昼12時までの炎天下、三鷹野川沿いの野川自然観察園内で野鳥を探したがほとんど何にも出遭えず諦めて園を出ようと思った時、生い茂る樹木の葉の裏を何やら動き回るものを発見!
それが炎天下、木の葉の裏側で普段通りに行動している小鳥たちだった。今日はその話。
幾度かこのブログで2022年の夏は何か何処かおかしいと論じた。一番はセミの異常だ。7年前の夏東京近辺はセミが少なかったという。7年間経って羽化するセミの数が少ないのはなんとなく判るが、それにしてもミンミンゼミその他が少ない。
7月の終わりに既にツクツクホウシが集団で鳴いていたりする。一方でNHK総合TVの朝の1分天気のお姉さんの後ろ、代々木公園附近ではクマゼミが集団で鳴いている。7月30日明治神宮の明治天皇百十年祭に行った際も、参道からクマゼミの鳴き声が聴こえてきてクマゼミの北上ついに首都まで達したかと実感もした。
三鷹界隈にはまだクマゼミの声は頻繁に聴こえない。ひと夏に1回か2回聴く程度だ。しかし昨日7月31日はミンミンゼミの鳴く奥でウグイスが「ホーホケキョ♪」とやっていた。この夏はいろいろな意味で季節感がメチャクチャな気がする。
https://www.youtube.com/watch?v=SN2ks8AoROw 真夏のウグイス
基本的に「春告げ鳥」と言われるウグイスん繁殖期は3~5月なので、繁殖やり直しの個体でも6月終盤までには縄張り主張のさえずりは終えるはずなのだが・・・。
一方で、高い樹の梢で囀りまくるメジロもこの夏はいつまでも鳴き続けている。これは明治神宮でも三鷹でも一緒。ただ早朝に限られるが・・・。
大きな野鳥は高い樹の上のほうの木陰で休んでいることが多い。野川のアオサギ。