■ 岩合光昭氏の「ネコライオン」は相当ショックだった。
ネコ撮りで有名な岩合氏のネコライオンには感動した!素晴らしい。 岩合氏は「猫・写真家」で既に著名な現役写真家だが、ただ動物を撮るのではなく普段撮り慣れているネコ族の頂点、アフリカのライオンを撮影した際ピーンと来て、このネコライオンの企画が思いついたのだろうか?
自分が猫を撮り続け、新たにライオンを撮った際に「似たようなシーンを撮っているなぁ?」と自分の画像データが頭に広がらなければこういったアイディアは湧かないだろう。
ただ動物を大自然の中で撮るのとは訳が違う。同じネコ族だからしぐさが一緒!この面白さを一般の人に紹介する意味で最高の作品だと思う。猫もライオンも「猫じゃらし」にまったく同様の反応を示すという。良く観察しているからこそできる芸当だと思う。
この写真集にショックを受けた方は他にも多かったのだろう。ポケット版の印刷物にもなって商業的にも成功した様だ。良い事だと思う。
岩合氏のネコライオン展図録は同じ猫族のネコとライオンの同じ仕草を比較。
これにヒントを得て、写真展の会場で筆者はヤマセミ・カワセミの写真集・写真展をいつか自分でやってみようと発想した。そうしてそれは意外にもすぐに実現した。
岩合氏の「ネコライオン」が2013年の発行。筆者は2017年に八代駅から人吉駅まで走る新しい特急「かわせみやませみ号」に少し関わった因縁から自費で「Yamasemi Kawasemi」という2種類の野鳥のミニ写真集を作って無償配布したのだ。
ただ、鉄道の特急があくまでメインのアクションだったので、岩合氏のネコライオンの様な似たようなしぐさの比較はしなかった。本番の予告編のような存在と言った方が良いかもしれない。