2018年10月5日金曜日

ホオアカは今の時期、藪からなかなか出てこないのは何故だ? Why Grey-headed bunting doesn't come out easy out from bush zone in autumn?

 湿原のノビタキの採餌パターンが少し判明したが。そのご紹介は先送りをするとして、今日は秋季に藪から出てこないので観察も撮影もし難いホオアカのレポートをお届けしたい。

 ホオアカは基本的には留鳥で、全国あちこちで遭遇するが、やはり奥日光戦場ヶ原界隈、信州霧ヶ峰などが多い。しかし熊本県の球磨郡錦町の球磨川河川敷に存在するツクシイバラ自生地でも撮影しているから全国的に広がっているに違いないとみている。

 寒い時期には南へ、夏に成ると北海道などへも移動する標鳥の様な存在でもある様だ。

 八島湿原の木道でじーっとノビタキの観察をしていると、時折藪から藪へ低く飛んで移動する野鳥が居た。これがホオアカだった。
 春先から初夏においては八島湿原でもホオアカは盛んに枯れ枝に留まったりして大声で囀るのだが、今の時期は藪から滅多な事では出てこない。今回もただ一度、筆者が木道を移動中に藪から湿原の中の方へ飛んで陽の当たる場所に留まったケースがあったのみ。その際は綺麗な声で囀るように鳴いたので驚かされたのを記憶している。
一応野鳥中心のブログだし、観て下さる方も多いので、最初の画像が藪に見え隠れする画像では失礼だと思い、ちゃんと全身が見える画像からご紹介!

朝陽を浴びて、ほんの15カット程度撮れた、今回の日なたのホオアカ。

頭がグレーという英語名の通り白髪頭の野鳥だ。

今回日なたでの最後のカット。

朝一番から、こんな感じで藪の中に見え隠れする事が殆どだった。

とにかく目視で存在は確認できるのだが、撮影しようとするとカメラのAFが狂ったように前後して、ピンが合わず滅法往生した・・・って表現が古いか?

これは同じ八島湿原での数年前の初夏のホオアカ。

初夏、繁殖期には一日中日なたで囀っているのでお勧めの時期だ。