2015年12月4日金曜日

 気性の激しいヤマセミは窓ガラスに映る己目がけて毎朝突進! A strong-minded Crested kingfisher rushes at a windowpane! everyday morning !

 昨年発刊・無償配布した「川辺川・球磨川流域の山翡翠」にも、球磨川支流・胸川沿いの料理屋さんの窓ガラスに映る己の姿に語りかけるヤマセミを掲載した。今回は遥かに激烈な生態を観察撮影できた。人吉市内での撮影、毎朝河川関係施設の建物の窓に映る己の姿を「敵」と判断したらしく、8m程の距離にあるフェンスから全速力で飛び立ち窓ガラスに体当たりする!

 5年ほど前、鹿児島の吹上温泉地区の旅館の大広間の窓に、やはりヤマセミが激突するので困っているとの話を女将さんに訊いた。葦簀(よしず)を立てかけるように言ったら、それ以降は突っ込んでこなくなったそうだ。そのヤマセミは激突が過ぎてくちばしの先端が欠けていた。それ以来ヤマセミは二度と姿を現さないとの事。

 今回人吉での生態はつがいの二羽そろって攻撃するという珍しいケース。

この日もつがいの2羽で飛び出す場面を撮影できた。下がオス。

オスの方は直前でビビったのか旋回してしまった。

メスはそのまま一直線に加速して・・・。

ドーン!と体当たりというかくちばしから突っ込んでいる。頭蓋骨の中はキツツキなどと同じ仕組みになっているのだろうが、信じられない習性だ。この後動画や起承転結全体を撮影できた。