数日前のブログで、ヤマセミのメスが傍まで寄ってきて、いきなり糞をして去って行ったという投稿をした。反応が大きかったので今日はその続編。何とその後今度はつがいのオスのほうが採餌成功の直後同じ事をしでかしたのだ。
堤防土手に車を停めて、採餌行動を一部始終観察撮影していた筆者のすぐ傍へ、食事直後河原から飛び上がってきて、堤防上をチョコチョコ寄ってきたと思ったら、ピッ!と脱糞して飛び去って行った。
その際は、ヤマセミの観察を続けていると、こういう事もあるんだな?程度の認識でしかなかった。
が、今10年近く経ってみると、それぞれに意味がちゃんとあるような気がしてきて、ヤマセミ総論を纏めるにあたってどのようにこれらの生態記録を残したら良いか悩んでいる。
まず説明しておきたいのだが、ヤマセミが縄張りにおいて他の野鳥より非常に厳格で厳しい事は既にご存じの通りだ。
したがって採餌場もほとんど決まっていて、よそから別のヤマセミが入ってきてそこで採餌するという事もない。自分が育てた子供たち(1年経っての話)ですら自分の縄張りには立ち入らせないという習性を持っている。
したがって、筆者が連日同じ場所で同じ時間に観察し続けていたヤマセミは、常に同じ個体(つがいで)である事は確実なのだ。したがって、同じ橋で毎回出遭うヤマセミのオス・メスは間違いなくいつものつがいのヤマセミという事。
で、この日は小雨が降っていたため、土手堤防に車をぴったり寄せて、助手席側から望遠レンズにカバーをかけて窓から出し、撮影をし続けていたという状況。だからときおり画像に小粒の雨が写り込んでいる。
人吉市内の橋の橋脚たもとで採餌成功のヤマセミのオス。
食べ終わって、しばらく目が合って見合ってしまった。
そうしたら、やにわにこちらに向けて飛んでくるではないか!
間違いなくこちらへ・・。
で、少し後方の堤防上まで飛んできた。
車の後ろ2m程の堤防に留まったヤマセミ君、ハクセキレイがお供?
明らかにこちらを意識してチョコチョコ近づいてきている。・・と尾羽を垂直に?
ピッ!とやった瞬間、尾羽と体のそっくり返り状況はまさに「脱糞!」1コマ前の画像には無い足元後ろの白い部分にお気付きだろうか?
向きを変えて・・。目玉の白い点は雨滴。
飛び去った後には白い石灰質の糞が・・。もう完全にこないだのメスの相方だ。