今回の八島湿原行きではカッコーを幾度も観察できたが、中でも二羽でそろって飛ぶ様子を観察し撮影もできたのが幸運だった。カット数にして60カットほどが二羽での飛翔シーンだ。
一番長かった祭は約6分間(撮影画像データから推測だが実際はもっとずっと長く感じた)にわたり、二羽で高原の湿地の上300m四方をぐるぐる飛び回っていた。草原の上、森林の中、どこそこかまわず飛び回るのだ。しかもカッコーカッコーと二羽が交互に鳴きながら。
画像を見る限り二羽が交互に鳴いているのが見て取れる。
これが、縄張り争いなのか?オスメスの求愛行動なのか?カップリングなった歓喜のフライトなのか?撮影中は全く分からなかった。しかし精査してみるとすでにカップリングが出来上がった後のランデブーフライトの様だ。
続きはまた次回レポートするが、こうした二羽でのフライトの間に草原の草地に降りた個体(多分メス)が、托卵しようとしてノビタキの攻撃に遭い、草原中を逃げ回わっているのではないだろうかと思えるシーンも撮影している。
まず今日は見事なランデブー飛行から!
交互に鳴いて降下しながら二羽がそろって飛来、
暫く並行飛行の後
鳴きながら急ターンへ。
もう、息ぴったりという感じ。
まるでタンチョウのペアフライトのようだった。
これほど見事なカップリング飛行をする野鳥はあまり見たことがない。
今回これ以外も高原の空を飛ぶカッコウは二羽のケースが多かった。
時には湿原上空
時には森林地帯の木々の中。
霧ケ峰界隈では、暫くこうしたシーンが頻繁にみられるのではないだろうか?頻度的には午前中に1回、午後に1回程度。勿論ある程度予測して瞬時に対応できる心構えと態勢を準備していないと、飛翔シーンすべてが後ろ姿に成りかねないのでご注意