いつもの赤沼からの戦場ヶ原自然研究路へは行かず、湯元へ通じるバス道沿いにしばらく進んだ。昨年4月にフクロウの採餌飛翔を観察・撮影したエリアだ。太陽の光を背に受けての撮影なので撮りやすい。赤沼駐車場が開いていたので車を停めたがまだ他には誰も来ていなかった。
まだ平日のこの時間はバス通りの路肩に車を停めても、5分に一台程度しか車は通らず、ほとんどすべてが栃木か宇都宮ナンバーの仕事車のようだ。
とにかく歩き始めて驚いたのが、ノビタキの多い事。ホオジロ、ホオアカ、ノビタキ、アカゲラ、モズ、オオジシギ(声のみ)ニュウナイスズメ、ツバメ、トビ、コガラ、コサメビタキ、キビタキのメスと思われる個体に遭遇。そのほとんどを撮影できた。早朝3時間の観察。
一旦宿舎で朝食後、再度湯滝駐車場から戦場ヶ原自然研究路をいつもと逆走。オオアカゲラ、アカゲラ、巣作り中のミソサザイ、巣作り中のゴジュウカラ、キバシリ、コサメビタキ、ノビタキ、8羽群れのカケスなどに遭遇。
後日各野鳥のレポートを行いたいが、取り合えずは今日の成果のほんの一部をご紹介。
湯の湖はまだ冬の佇まい。
雪渓の残る男体山をバックにモズが飛ぶ。奥日光ならではのシーンだ。
10日前の雪も主だったエリアからは消え、早朝のみノビタキが飛び交っていた。影は筆者。
ジェジェジェジェと滅多に聴けない鳴き声で忙しなく飛び交うノビタキ。
ミソサザイも倒木などの苔をほおばって巣作りに懸命。
ゴジュウカラは泥などの堆積物を口一杯に咥えてどこかへ消えた。
キバシリはいろいろな採餌シーンを撮れた。
この時期湯川にはたくさんのミソサザイが居て、縄張り争いの美声をあちこちで聴かせてくれている。2名以上で徒党を組んでの集団撮影はやめるべきだろう。明らかに一般通行人の邪魔だ。
このミソサザイを撮ろうと5~6名のバーダーが狭い谷間の道を三脚などで塞いでいた。2名の通行人には目もくれず・・・。「通してくれるかなぁ」と声を掛けないと道を開けようとしない。そのうちバーダーも撮り鉄たちと変わらないと言われかねない。「戦場ヶ原自然研究路」にはカメラの三脚を持ち込めないようにしても良いと思っているが如何だろう?平日の月曜日でこれだもの、この先10連休に成ったらどうなるのだろう。