特に、本州中部以西の野鳥ファンにとっては、まず出遭えない種もいれば、お目にかかれない夏羽の姿を目の当たりに出来る意味でぜひお勧めしたいエリアだ。餌で寄せて撮影の場を作っている鶴居村のタンチョウ、観光用に撒き餌をして呼び寄せる知床の流氷の上のオオワシ画像や、温泉旅館の生簀に餌を獲りにくるシマフクロウだけが北海道の野鳥の姿ではないと確信した。
まったく自然体の各種野鳥をぜひ観察にいかれてはと思う次第。
東京から中標津(根室中標津空港)行きの直行便はANAが1日1便あるだけで、あとは札幌から道内便が1日3便ほどある模様。国内の中部以西からは羽田乗り継ぎでも札幌新千歳乗り継ぎでも行くことが可能。楽天トラベルから探し、ホテルとのセット・パックが格安。羽田空港では今日現在一番端の68番ゲートからの出発になっている。
羽田空港は3本の滑走路になって、風向きではディズニーランドの真上を飛んでいくことがある。
襟裳岬は航路上必ず通過するポイントだ。上空から生まれて初めて唄に歌われた「襟裳岬」を観る事ができた。
北海道はどこの上空から見ても景観的には日本ではない。英国やフランス上空からの景色に近いと思う。特に道東の中標津界隈はそれにカナダ的景観がプラスされるような気がする。
7月21日付けの当日ブログにも掲載したが、中標津空港は1日8便だけの発着なので極めて簡素なつくりだが、空港内に入ってみた途端外国の匂いがした。どこと無くノルウェーの田舎の空港に降りたときを思い出す。サウナとか木の香りが漂っている。厳冬期は欠航も多いのではないだろうか?
レンタカーで野付半島~風蓮湖沿いに南下して根室までドライブ。とにかく車が少ない。これが国道44号線で一番の幹線だが、向こうに見える根室の市外地の入り口でもこんな感じだ。
これからしばらくは野鳥があまり出てこないが、野鳥撮影紀行としてみていただけると嬉しい。