2021年7月1日木曜日

2021年東京都内でツミの繁殖レポート最終稿B 巣立ちのその後. 2021 Report on the breeding of Japanese sparrowhawks in Tokyo Part 5.

  今日の東京は未明からの降雨が段々勢いを増しつつある。とはいえ豪雨と言うまでではなく普通に降っている梅雨らしい雨だ。

 先日来4回に渡りアップ・投稿してきた「東京におけるツミ繁殖」は一旦終了したが、最終回では一羽を残しての二羽の巣立ちだった。明日(つまり今日)以降雨が続くという事で、日中雨の心配が無さそうな昨日再度現場へ行ってみた。

 予想ではヒナ三羽がきちんと巣立ち、親が定期的に餌を運んで給餌するだろう。それが何処で行われるのか、どのような与え方をするのかを確かめられるかも知れない・・・、と思ったのだ。

 実際は、予想以上の活発さでヒナ(=というより幼鳥)が巣の周り50m以内を飛び回り、親に餌をねだり追いかけ回す状況を観察・撮影出来た。こういう状況はやはり生で観察するとよく理解できる。

 NHKやBBCの自然関係の番組でも数年かけて莫大な収録を行い、それを30分~数時間モノにまとめて放送するが、大都会にあって自宅から1時間少しで現場に行けて、生で野鳥の生態を観察し記録できるのは非常にありがたい事だ。

 巣立った三羽の幼鳥と、お互いの追いかけあいの様を今日はご紹介。

揃った幼鳥三羽

幼鳥同士の会話は全く理解できないが・・・。まだ仲は良い様だ。


飛び方はまだバタバタだが、徐々に飛翔力をつける事だろう。

幼鳥どうしで追いかけ回し合いを行っていた。30分に一度の頻度か?

親に比べてまだ翼が小さい様な気がする。

林間で飛翔シーンを撮影するのは結構難しかった。

後が河川のヤマセミのような訳にはいかない。練習しなければ!

三羽そろってくれるとホッとする。

次回は腹をすかせた幼鳥が親に餌をよこせと迫る一部始終!乞うご期待。