2021年7月20日火曜日

ヤマセミが通年つがいで過ごす証拠、月別画像 4月。 Evidence that the crested kingfisher spends with pair all year round, monthly image April.

  4月に繁殖行動に入っていないヤマセミはついに相方を見つけられなかった個体だという事。そういう単独個体のヤマセミは両親の繁殖をサポートする事が多い。

 撮影された画像記録で言うとメスが二羽並んで餌を咥えて同じ方向へ飛んでいたり、オス二羽が縄張り争いをせず併走する画像がこの4~5月に撮影されている。これを分析した結果、前年生まれた子供が独立はしているモノの繁殖行為が無いため、親族(親の場合が多い)のサポートをしている様だ。

 中には巣立った幼鳥の為の給餌行為中、メスどうしが空中で餌を受け渡している場面が撮影出来ている。2冊目の自費出版写真集「川辺川・球磨川流域の山翡翠※非売品」に掲載した。

http://www.yamasemi.org/report_chapter_6/ch6j.html

 この4月という月は、たいてい営巣育雛中が多く、巣に籠る相方の為の給餌用の餌や、孵化したヒナの為の採餌で早朝ヤマセミのダイブ採餌を盛んに観察できるようになる。

 時には、巣にヒナを置いたままつがいで採餌に出向いている場面を収録できた画像もある。ある程度ヒナが安定してからの事だろう。

130421 球磨川本流、二羽のつがいが早朝飛び回っている。

130421 球磨川本流、このつがいをよく見るといずれも餌を咥えており、獲物の頭を先にして巣へ運ぼうとしている。まさに巣のヒナへの給餌行動をつがいで同時に行っている証拠画像だと思われる。向こう側のオスはこの朝最初の給餌採餌。

130421 球磨川本流、この朝2度目の給餌飛翔。

130421 球磨川本流、この朝3度目の給餌飛翔。

130421 球磨川本流、この朝オスによる4度目の給餌飛翔。

130421 球磨川本流、この朝オス3度目のダイブ。

130421 球磨川本流、この朝オス2度目のダイブ戻り。

130421 球磨川本流、この朝オス3度目のダイブ。