未発表バージョン、その2は「頭上を飛び行くヤマセミ」。
水面ぎりぎりを飛び、時には翼端が水面を切るくらいの低さで飛び行くヤマセミ。猛禽類やカラスの襲撃に水遁の術で逃れるための習性・生態だ。
ところが、時折撮影者をあざける様に頭上を飛び抜ける事がある。10年間の通い観察で20回ほどそういう場面に出くわした。最初の数回はすべて慌てててそのまま撮影したので、空抜けのシルエットでしか撮れなかったのだが、幾度か失敗の後練習して、何とかみられる画像を撮れるようになってからのものをご紹介。
二羽で飛び行くモノもあるが、それは通年で生活するヤマセミつがいの項でご紹介予定している。そちらのバージョンではファミリー三羽での高高度飛行、あるいは縄張り争いでの上空チェイス・バトルの画像なども収録している。
撮影場所はいずれも球磨川本流上空。常に上空を観ていないと、まさかヤマセミがそんなに上空を飛ぶとは普段思わないのでチャンスを逃す事に成ろう。水面近くと違って上空を飛ぶ場合はあまり声を出して鳴かないようだ。
35m落差の採餌ダイブを見ているので、上空で猛禽類やカラスに襲われても、真っ逆さまに水面にダイブできるだろうけれど・・・。
今日のアップはいずれもオスだが、メスのアップもそのうちご紹介予定。