週末の東京科学博物館での特別展「植物」のレポートで少し伸びたが、通年つがいで生息するヤマセミの証拠画像シリーズ、今日は11月。
今までよく言われていた「ヤマセミは子育てが終わると単独行動し次の繁殖期にペアリングを行い繁殖する・・。」というのがほぼ間違いであるという事に気が付いたのは2011年の11月頃の観察行での事だった。
2010年に初めて生ヤマセミを見て以来、翌2011年は2月~12月までなんと7回も東京から人吉へ観察行を重ねている。
特に10月~12月は滞在期間も長く、撮影枚数も相当に多い。
この11月のヤマセミの夫婦は、気の早いメスがオスに接近を繰り返し、早くも繁殖期の行動に近い動きを見せる事がある。勿論オスはとてもそういった気配はないので逃げ回る。このあたりの動きが11月~12月に球磨川及び支流界隈で見受けられる。
この時期は大きくなった鮎が産卵をするので球磨川の水面で跳ね回る姿が目視可能だ。尺鮎と言われる30㎝近い鮎がバチャンバチャン水面を飛び上がる様はさすがに球磨川らしい風景だ。
この頃のヤマセミがこの手の尺鮎をゲットできるか否かは、これもまた証拠画像で確認してみたい。乞うご期待だ。
131126川辺川 羽休めの常駐ポイントのひとつ。
131126川辺川 上の画像のカップルと同じ個体。
131125川辺川 同上。
111118球磨川
121224川辺川
121123球磨川
111120球磨川 この時期のつがいはこの距離で居る事が多い。
121123球磨川 今はもう無い架線。撤去と同時に人吉市は大切なヤマセミ観察ポイントも無くした。野鳥ファンには大切な観光資源でもあったろうに。
131123川辺川 増水時のゴミが非常に多いのも川辺川・球磨川の特徴。