今回は普通のウソと腹が赤いアカウソの2タイプだった。山階鳥類研究所ではアカウソも普通の白やグレーの腹のウソも同類のウソとしているようだが、野鳥撮影愛好家は一応ウソと赤ウソのように分けて言い合っている。モズとアカモズの違い程学術的に違わないのだろうか?
奥日光でも他の地域でも、ズミの実や樹の新芽の出かかりを食べる様だ。特に新芽を食べてしまうのは植物にとって大打撃なので農林業者からは害鳥扱いされているという。
今回も初日はウソのつがいがカワラヒワと一緒にズミの実を食べていた。次の日の夕方、オス3羽がやはり前日の場所から200m離れた場所でズミの実を摂取していた。最終日は500m程湯川を遡った場所で3羽のオスに遭遇。生態的にはあまり広いエリアに拡散しないようだ。群れとしては最大でも10羽程度の遭遇経験しかない。カワラヒワやアトリのような群れには成らないのだろうか?
曇りの初日、つがいとカワラヒワで行動していた。
ウソのメス。
ウソのオス
お腹がグレーの綺麗なウソだった。
ズミの実は余程好きなのだろう。レンジャク系も、ツグミ、マミチャ系も大好きなようだ。
こちらは3日目の朝、逆光だったが絵葉書のようなシーンになった。
調子に乗ってちょっと拡大。
実はこの3日間のうち1羽だけ腹の赤いウソが混じっていた。いわゆるアカウソなのだろうが、全然他のウソと違う点に大変興味をひかれた。この続きはまた次回以降。