2019年3月1日金曜日

団塊世代は横浜パシフィコでのカメラショウCP+に行ってみた。 Baby-Boomer went Camera and Photo Imaging Show 2019 held at Pacifico Yokohama.

 これだけカメラでヤマセミ中心に野鳥の写真を撮り、日常的にキャノンのコンデジで森羅万象を撮影しFacebookに投稿している筆者だが、実は今までカメラショウの類にはきちんと行った事が無かった。

 まだ広告代理店に在職していた現役時代に、一度だけ東京ビックサイトで開催されていたフォトイメージング エキスポへ行っているが、あくまでカメラユーザーのリサーチが目的だったので、各メーカーの細部や演出方法まで踏み込んで視ていたわけではない。


 したがって、今回のCP+(=フォトイメージング エキスポの後継催事)は会場が東京から横浜に移って初めての参加だった。ネットから事前登録すると入場料無料で、当日現場で申し込むと1,500円というこの差に驚きながら入場した。


 小雨が落ちて来る海辺のパシフィコ横浜だったが、胸に各メーカーブランドのストラップに自慢の一眼レフデジタルカメラをぶら下げた写真撮影愛好家達が、続々みなとみらい駅や桜木町駅から入場していた。

 しかし彼らは何故これ見よがしに大切なカメラを胸に抱えてカメラショウに来るのだろう?良く判らない。水に弱い精密機械を雨に晒して気に成らないのだろうか?精一杯自慢しているのだろうか?

 はたまた自分のカメラをぶら下げて、そのカメラのメーカーブースへ行けば何か特別のサービスを受けられると思っているのだろうか?あるいは今回のCP+では自社のカメラを提げて行くと特別扱いするとでもキャンペーをやっているのだろうか?皆さん判で押したように同じ様なスタイルなので飽きれてしまった。
皆さん何でこうまで一緒なの?雨降っているのに。

 スナップやお気に入りのブースや仲間内の記念撮影などにわざわざ数十万円もする高価なカメラでなくても良いだろうに。Facebookに投稿する程度ならコンデジやスマホで充分だろう?色々考えさせられた今回のカメラショウだった。

 以下はそのレポート。独断と偏見でコメントを入れてみた。
小雨降る中、カバーもしないで高価な一眼レフデジタルを首から下げて続々と会場へ集まる写真撮影愛好家の皆さん。筆者的に言えばこの段階で写真撮影者として大きな間違いをされていると思うが如何だろう?

昼前は雨だったので、午後2時半頃は相当混雑だった。

西の方の入り口は入るとすぐリコー、ペンタックスのブースだった。

係員と1対1のアドバイスカウンターを設けているメーカーが多かったが、これって各社のサービスセンターと一緒。普通熱心な人って何社も一人で梯子するのだろうか?

筆者は1962年からキャノネット、AE1、FTb、F1、その他T30、T50、T70、等を経て、7D、7DMarkⅡ、5DMarkⅢ、1Dx などCanon系で来ているので、Canonブースへ行くのが普通なのだろうけれど、品川や銀座のサービスセンターやショールームに良く行くので、こんな人混みでブースへ入る気はしなかった。SONYやNikonのような華やかさや人集めの仕掛けをしていない辺り、絶対的なマーケティング優位を感じている様な佇まいだった。

Nikonブースは広く取ってあり、黒山の人だかりだった。Canonより年齢層が高いようで,昔からのファンが多いのかも?
映画「ビートルズがやって来るヤアヤアヤア」でリンゴ・スターが長いレリーズの先のNikonを川に飛ばすシーン以来、Nikonファンだという友達を3人知っている。もうそいつらも70歳だが!

SONYは今売り出し中のミラーレス・デジタルでシェア拡大中だが、筆者のような野鳥に軸足を置く撮影者にはミラーレス・デジタルは意味が無いのでまったく興味がない。初心者や女性愛好家中心にアピールしているようだった。

一番使う事の多い50-500mmのズームレンズはこのシグマ製を3本も持っている。Canonの100-400mmのピントや解像感がどうも甘く感じられるので、シグマを消耗品として使っているが、既に筆者の持っている製品はディスコン状態らしい。

カメラバッグのLowepro、人吉へ行く際はボディ3台+レンズ3本その他予備バッテリーや充電器を入れたコロコロ付きのLoweproカメラバッグなのだが、新製品が出ていたので買い替えを考慮中。

あちこちのブースでプロの先生たちが、スライドショーで説明している被写体の殆どが野鳥だったり、航空機だったり、鉄道だったりするのは愛好家たちの多いジャンルに絞っているからだろうか。

 SONYのブースでは生のモデルさんを置いて自由に撮影させていたが、係員が声高にSONYのデモ用のカメラでだけの撮影にしてくださいと、通路から自分のカメラで撮影する人達を規制していた。
 しかし、「それなら通路から見えない所で自社のデモ機器でモデルを撮影させろよ!これ見よがしに通路に向けてモデルに笑顔を見せさせているのはどういう了見だ?」とクレームされていた。筆者は黙ったシャッターを押させて頂いたが・・。

花もモデルさんも両方キレイは綺麗だが、実際の被写体にこんなの無いのだが、一体何のテスト用なのだろう?綺麗さ?色の鮮やかさ?

 さ、いよいよ明日の朝はNHKBS「ニッポンの里山」に人吉市のヤマセミが出る日だ!