2018年12月16日日曜日

ズグロカモメとユリカモメはとても似ている。Saunders's gull and Black-headed Gull are very similar.

 熊本入り二日目は朝7時から雨模様。結構しっかりと降る雨で車の窓を開けてレンズを出して撮影も結構難しい状態。
 初日の撮影データにズグロカモメの採餌シーンがあったので、今日はそれをご紹介しよう。
 
 初日は快晴で、いろいろな収穫があった。チョウゲンボウ、タゲリ、オオタカの直進攻撃!、ズグロカモメ、アオアシシギなどなど。今日は今日でミヤコドリ、ミサゴ、水銀灯の上のヤマセミなど雨模様の中収穫がなかった訳ではない。

 それに加え、今日は熊本大学 くまもと水循環・減災研究教育センター主宰・逸見教授の指導の下、クロツラヘラサギの世界的権威・高野茂樹理学博士と共に開催された「ようこそ!八代海へ。クロツラヘラサギ観察会に参加。
会場は八代市ハーモニーホール。

会は、高野先生の挨拶で開始された。

左の栂野さん(八代野鳥愛好会主要メンバー)が今日のクロツラへラサギの居場所を調査して、観察バスを誘導された。

雨の中熱心に観察をする参加者たち。

雨で離散していたクロツラヘラサギだったが、観察者のために二羽姿を見せてくれた。

 
 ズグロカモメは実は数が少なくなりつつある小型のカモメで、夏羽では頭が真っ黒になるユリカモメとほとんど同じに見える。数少ないユリカモメとの相違点はくちばしの黒さだ。ユリカモメのくちばしは赤味が強く普通に撮影しても赤く見える。一方ズグロカモメのクチバシは黒くて短い。足は双方とも赤いので、実際に生で観てみないとその差はなかなか判りにくい。

 今回はたまたまその二種が並走して飛んでいたのでその違いを見極めることができた。しかし、ズグロカモメ7~8羽の中にユリカモメは一羽しかいなかった。まるで、その差を学びなさいと言わんばかりの飛翔だった。

5羽のうち一番手前だけがユリカモメ。


手前、ユリカモメ、向こうズグロカモメ。

ズグロカモメ。

ズグロカモメ。

ズグロカモメ。

ユリカモメ。

ユリカモメ。

短いが上の画像を収録した際に同時収録した動画の一部。(このブログ以外・未公開)
https://www.youtube.com/watch?v=wmSFGN2F-rs&feature=youtu.be