2018年12月4日火曜日

11月末、紅葉時期の人吉ヤマセミの佇まい。 At the end of November, the life scene of Crested kingfisher in the end of November.

 南国、熊本県南・人吉界隈の紅葉時期は11月末。下手をすると12月に入ってから。11月の声を聴くと一気に冬鳥が球磨川に飛来する。オシドリ、ヒドリガモ、コガモ、トモエガモ、それに年によってはコウライアイサなどなど。

 そんな中、球磨川本流の刺網漁師の竿が数か所取り払われずに残されている。撤去しない理由はヤマセミの為なのだという。アユの刺網漁師は結構ヤマセミと仲が良い。12月に入って網を入れなくなり、網だけが撤去されると毎日ヤマセミが干し網竿へ飛来する場所がある。

 人吉界隈で約30カ所の刺し網干し竿が在るが、その中で6カ所ほどヤマセミが来る竿がある。年によって異なるので、毎年11月頃に巡回して観察を繰り返さねば判らない。地元人吉のヤマセミ・ウォッチャーだけが知っている秘密の場所だ。

 人吉に3~4泊し人吉界隈半径5~6kmを車で巡回観察してやっと出遭える撮影ポイント!地道な努力が必要となる。やはりヤマセミの場合は圧倒的に地元の方とのコミュニケーションなくしては出遭い難い野鳥なのだ。


11月下旬に成ると朝は決まって霧!光は撮影向きでは無いがヤマセミのパフォーマンスは充分に目を楽しませてくれよう。

乏しい光の中で、いろんな水鳥を背景にヤマセミをとらえる。




気が付けば、一つのフレームに6種類の野鳥。こんな場所は人吉だけ。