2017年11月8日水曜日

有名な京都の錦市場のお店は最近観光客を平気で騙すようだ! The shop in the famous Kyoto Nishiki market seems to be cheating on tourists' customers recently.

 奈良からの帰り、解散地の京都で3時間時間が在ったので地下鉄で四条烏丸まで行き、行きつけのお店で昼食を取った後、錦市場を見物する事にした。
 行きつけのお店とは三条通りに在る明治元年創業の老舗「田毎=たごと」というお蕎麦屋さんだ。このお店は1967年最初の大学受験時に京都大学(もちろん落ちた!)を受ける際初めて入った蕎麦屋さんだ。その時食べた「にしん御飯」が美味しくて、それ以降50年!京都に来る度にお昼はなるべく此処で摂るようにしている。
此処が50年以上贔屓の「田毎」

 大学4年生の時、日本美術史、東洋美術史の実地授業の一環で京都に来た際も二度ほど立ち寄ったし、社会人に成ってからも出張の都度通って来た。しかし今回はメニューに「にしん御飯」が載っていなかったので無くなったのか?と訊いたらメニューには載って無いが出来るという。
 もう50年以上食してきたので、なくさないで欲しいものだ。しかし以前と殆ど変わらない内容だったが、白い御飯に掛かっていた赤紫蘇ゆかりが今回は掛かっていなかった。お店の人間も代が替わり判らないのだろう。
にしん御飯、白いご飯に赤紫蘇が掛かっていないのでちょっと寂しい。

「イノダのコーヒ」と「いづうの鯖寿司」は今後も京へ行ったら贔屓にしたい。イノダは東京駅大丸にもあるが、やはり京都で飲みたい。

 三条通りから品の無いアーケードに成り下がった新京極を抜け錦小路へ入ったのが午後1時頃だった。
 此の錦小路は以前にも増して海外からの観光客が多く、京都の他のエリアの数倍の混み方で賑わっていた。自撮り棒をもった隣国や東南アジアからの観光客、数人でお店の店員の説明を聴きながら立ち食いを楽しむ欧米系の観光客。国際親善のメッカとして今後も賑わう事だろう。
錦小路、東の入り口、寺町商店街に面している。

 以前と異なって奥の方で食事が出来るお店が増えた。同時に商売に差し支えるのだろうか、カメラ禁止、撮影禁止!の表示のあるお店もあるが観光客はお構いなしで、あまり効果があるようには見えなかった。




なかなか手に入らない「よもぎ粉」や「山椒」の色々な食材が格安で手に入る意味からも、全国的に見て築地や他の市場とは格が違う面も感じられた。
よもぎ粉を売っている所は全国でもなかなか無い様だ。

 そんな中、若狭の干物を中心に全国の海産物名品を売る昭和3年創業の老舗と称する「津之弥」というお店に関鰺の大きな開きが在った。好物の関アジの開きが東京では値が張るし、なかなか手に入らないのを知っているので、25cm程のもので380円は格安と思い、ご近所のお年寄りへのお土産にと1枚買う事にした。
なかなか良い品揃えをしており、真空パックで売るのも好感が持てた。

 で、これを下さいとラップされ「関鰺」と表示の付いたものを手に取ると「お客さん!奥から新しいのを出すから、それはそのままに」と言われ奥の冷蔵庫の中から新しいものを出してきて新聞紙にくるんで売ってくれた。
大きな関鰺が380円とはお得!飛び付いたのだが・・。

珍しい「海鼠腸(このわた)=なまこの内臓」も1万円で売りに出していて、海産物ファンにはたまらない注目店なのだろう。

「良い買い物が出来た!、さすが天下の錦市場だ」と悦んで帰って、ご近所へお土産と包み直そうと思い「京都水産物商業協同組合」のビニール袋から関鰺を取り出して驚いた!
 何と店頭に展示されていた画像の通り25cm程の大きなアジの開きが、手元にある買った品は18cm程の小さな開きなのだ。マメ鰺とは言わぬが見本からは二回り以上も小さい!何だこりゃ?京都から新幹線で移動すると縮んだのか?と思うほどだった。

 瞬間思った!「ヤラレタ」騙されたのだ、急には戻らない観光客だから足元を視られたようだ。愛想のよいお兄さんの笑顔に騙されてしまった。しかし、天下の京都の錦小路の老舗がこんな事をして良いのだろうか?勿論、奥から出した小さい関鰺の現物店頭で見せられたら買う訳はない。

 頭にきて、撮った画像からお店の名前を突き止め、錦市場商店街の公式ホームページからお店に電話して訊いた。画像にも撮った海鼠腸の樽詰めを褒めながら、お宅で売っているかまず訊いた。明るい声で他の店には無い、ウチとこだけだと言う。これで決まった!やはりこの店だった。

 そこで、事の顛末を詳細に説明し、どういうつもりなのか問いただした。例えば店頭に並んだ商品の隣同士の大小の差は買う側が見て納得して選べるが、見本を店頭に並べ買う段になってそれは売らずに奥から別のはるかに小さな商品を「これです」と見せずに包んで売る、これは完全な詐欺だろう?勿論言い訳など出来る訳もなく「申し訳ない」と認めた。もう人のお腹に入ってしまったものだが、「申し訳ない」の一言で納得できるものでは無いし、今後の事もあるので関係各所に報告をする事にした。
 その昔、1980年代にハワイのホノルルで、日本から行った友達が現地在住の日系の若者による「マリファナ販売詐欺に遭った」と良く聴かされた。まず本物のマリファナの葉を路肩・横丁で見せられるそうだ。商談成立して買うとなったら新聞紙に挟んだ別の物を渡され、見つかるとヤバいのでホテルの部屋に入ってカギを掛けるまで絶対に開けてはいけないと言われるそうだ。部屋に入って開けてみると、丸いそこいらの生け垣の葉っぱが入っていたという。

 今回の錦小路の関鰺事件の手口はこれと似たり寄ったりだろう。

 天下の京都の台所が聞いて呆れる。決してこんなお店ばかりではなく親切丁寧で良心的なお店も沢山知っているのだが、昭和3年創業の「津之弥」がこれだもの、他にも有ると思うのは当然だろう?錦市場商店街の振興組合はこれをどう考えるのだ?京都水産物商業協同組合は一体どう考えるのだろう?それとも、最近京都ではこういう事は人気が出たので当たり前なのか?騙される観光客の方が悪いのか?

錦市場の店舗=http://www.kyoto-nishiki.or.jp/stores/index.html
        ※右側の列の上から19番目が津之弥


       
京都水産物商業協同組合=http://www.k-suisan.jp/
それならそれで、大々的にこの事を広め京都錦小路を見物するだけでは無く、物を買う場合はこういう事があるので気を付けなさいという警告を発信しなければいけなくなるのか?非常に悲しい出来事だった。

 錦小路の入り口に「監視カメラ作動中」との表記があるが、今後は是非お店も監視して欲しい。