鹿児島の隼人市干拓地でこのハイイロチュウヒに遭遇したのも朝早くだった。音もなくクリークの上を左右に揺れV字滑空しながら筆者を追い抜いて行った。この時は綺麗なオスだった。一方人吉盆地の錦町で遭遇した個体はメスもしくはオスの幼鳥で鷹縞が綺麗だった。今回の個体も後者だろうと思う。
刈り取りの終った金剛干拓地の一番外周のクリーク沿いに飛んで来たハイイロチュウヒの若鳥もしくはメス。
自分の車を追い越して暫くはクリーク沿いに前方へ行ったが、いきなり民家が現れた。
時計回りの急旋回で敷地内へ・・・。
自家用車の前を通り越してさらに奥へ・・。
もうこうなると作業場だろうが母屋だろうが関係なく飛び回っていた。
獲物はいないと諦めたのか、きびすを返して元の巡航ラインに戻った。
そのまま外周の堤防を越えて不知火海へ出たハイイロチュウヒ。
やはり恐い猛禽類なのだろう、トビの場合と異なって、姿を見ただけでカモ類がバーッとこちらへ逃げて来た。