さすがに此処までの大雨の中ヤマセミを撮影した事は1度しかない。大体、大雨時にはいつ何時雨のしずくがレンズを伝うか判らないので、とても怖くて大砲レンズは使う気に成らない。
撮影された古江さんは、長年の経験値で「程度」を見切って居られるのだろう。こういうヤマセミの画像は滅多にお目に掛かれるものではない。無理を言って今日はこの画像群をご紹介させて頂く。
野鳥を綺麗に鳥類図鑑顔負けに撮影する方も多かろうが、こういう豪雨の際にヤマセミがどこで何をしているのかの生態証拠写真を撮るのも、野鳥観察の一つの領域である事を知って頂けると嬉しい。珍しい野鳥を綺麗に撮影するのにも時間とコストが掛かるが、こういう生態記録をモノにする為には、更にそういうチャンスに遭遇するための努力と時間と「運」が必要となってくる。
まずは一体どのくらいの雨なのか?球磨川下りの舟を観て判断頂こう。
暗い中豪雨を表現しながらヤマセミにピントを合わせるのは至難の技。
ヤマセミがぶれないギリギリでシャッターを切ると豪雨が霧雨になってしまう。
豪雨の中、いつも通り何の変化もなくヤマセミは雨中でも平気で行動するのだ。
此処から先は筆者が数年前撮影した雨の中のヤマセミ。写真集にも掲載した。
恨めしそうに雨を見上げるヤマセミ。たったこの1カットを撮影するのに40分。
豪雨の川辺川を行くヤマセミ。川面に当たる雨粒が非常に大きいのが判る。
数年前くまがわ荘前の架線(撤去されて今は無い)に留まったヤマセミつが
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