2016年7月29日金曜日

ツバメを撮って反射神経を磨く! Photographing flying swallows is practice for photographing flying all kind of wild-birds.

 空中を採餌の為に自在に飛び回るツバメを追い写す試みは全ての野鳥の飛翔生態を撮影するためのもの。本来は5~80mm程度の標準レンズに近い短めのレンズで追いかけるのが普通だが、今回は50~500mmの愛用のシグマズームを付けての長い方のエンドで追いかけてみた。

 当然空中の羽虫をパクリ!とやる訳だから虫の複雑な動きに合わせて空中でひらりと向きを変える。いわゆるツバメ返しもしょっちゅう行う訳だ。そのヒラリの瞬間を捉えることが出来れば他の野鳥の飛翔シーンは自信を持って撮る事が出来る。

 野鳥が枝留まりの状態から飛び立つ瞬間が予測できれば、もう野鳥の飛翔シーンは、そう苦にはならないと思う。今回の場合は雨ではなく晴れて梅雨明け直後だったので羽虫は低い所を飛ばず、高い所を浮遊したのですべてツバメも高高度の飛翔だった。つまり空抜けの撮影なので、背景が入らずピントは合い易かった。

 電線には巣立ったばかりの幼鳥も居て、親から貰う餌を待っていた。しかし、やたらせがむ幼鳥もしっかりと順番を待たねばならないようだった。繁殖期の野鳥の秩序を垣間見た様な気がした。

手前上にボケボケだが狙う餌の様なものがかすかに見えている。過去に野鳥のフライングキャッチ採餌シーンを撮影したケースでは、ブッポウソウ、スズメ、ノビタキ、ヒバリ、セッカ、いずれも相当獲物の前から口を開けていたが、ツバメはどうやら直前に開けるようだ。次回以降もう少し採餌シーンを狙ってみよう。

餌を追ってヒラリとターンした瞬間、少しスピードが落ちる。そこが狙い目。

特急つばめのマークのような状態の場合は非常にスピードが速い。

急降下に入る瞬間。

これは空中でスピードを落として羽ばたいている。採餌直前。

空中衝突は見た事が無い。そんな事あってたまるか?

左の幼鳥がせがむ中、順番通り右の幼鳥へ給餌する親ツバメ。