2015年11月7日土曜日

ハヤブサに仲間を獲られ、集団で天敵を追い回すカワラヒワ達! The Oriental greenfinchs caught by a falcon, and remaining friends are chasing the falcon which is natural enemy !

 信じられない光景を目の当たりにした。カワラヒワを捉えたハヤブサを、残されたカワラヒワの群れが追い掛け回している!

 最初は何が起きているのか良く判らなかった。やはり撮影した場では瞬時に詳しい事は把握できないのだろう。戻ってデスク上でPCの高解像度大画面で視て初めてその写っている状況を理解・判断できるのだろう。武蔵野の深夜パソコンの画面を視て思わず「おーっ!すげー!マジですか?」と唸る団塊世代の66歳。これもちょっと不気味かもしれない。

 撮影時は日陰になった真っ黒に写る崖を背景に、強風で空気が澄んでいる日の鋭い午後の光を浴びてカワラヒワの群れが綺麗に写るのを撮影中だった。カワラヒワの群れを飛び立ち直後ではないシーンを撮る事が出来るチャンスはそうざらには無い。

 いくつかシャッターを切った後、一旦視界から消えたカワラヒワの群れが風上から戻ってきた。しかしその中心部に比較的大きな猛禽類らしきシルエットが周りを濁った鳴き声で「ガッ!ガッ!」と威嚇しながら滑空してくるのを発見。その周囲にはカワラヒワが15~6羽一緒に動いて見えた。

 筆者は猛禽類が居れば経験値から普通小鳥達は逃げるのが当たり前だと思っているので、その猛禽類とカワラヒワの距離は相当離れているのだろうと思った、その時は。しかしパソコンで連写の画像を視ると、猛禽類はハヤブサで、何か獲物を下げて滑空している。同時に向きを変えても周りのカワラヒワの群れも同じ方向に付き纏っている様に見える。

 こうなれば、どう考えても獲物はカワラヒワで、残された仲間たちがその重い獲物のため動きの鈍いハヤブサを追い掛け回し「何とか成らんか?助けられないか?」と思っているのに違いないと判断した。もしこの画像で「そうではない、これはこういう状況だ・・。」と判断できる方がいらしたら是非ご教授願いたいと思う。

 野鳥達の生態は観察するにつけ、毎回驚かされるばかりだ、これだから止められない。

最初に撮影していた暗い崖バックのカワラヒワ群れの飛翔画像

突然左方向からその群れが戻ってきたが真ん中に猛禽類が居た。

何かをぶら下げて、重たいのだろうあまり羽ばたかず滑空している。


ハヤブサは「ガッ!ガッ!」と周囲を威嚇するような大きな声で鳴いていた。

カワラヒワの群れは離れない。

ハヤブサが向きを変えても離れることなく付き纏っている。

だんだん黒い壁の方へ獲物を運ぼうとしていた。ファインダーの視野の外にもう一羽別のハヤブサが降りてきてカワラヒワの群れを追い散らしたように見えたが、撮影出来ていないので確かではない。

ターンする時に抱えた獲物が見えたが、光が強すぎコントラストも強く判別できない。しかし一羽のカワラヒワが後ろをしつこく追いかけているのが見て取れる。

こうして一旦崖に留まったハヤブサは、この後筆者の方へまっすぐ降りてきて明るい河原でこの獲物を食べ始めるのだ。食べ終わってその場を離れるまでの約2時間!約100mの距離で対峙しながら強風の中揺れる三脚を押さえつつ観察を続けた。