2015年6月11日木曜日

もう一歩セッカに近づく! More detail photos of Zitting Cisticola.

 草原のセッカが捉え難い野鳥である事は昨日のこのブログでレポートした通りだが、3度同じ撮影を試みて観察を続けると、1つのパターンがあることに気が付く。草原の中と言えども彼らには飛び回る縄張りが有る様なのだ。20分も観察をしていると1つの個体が留まるポイントは大体2~3箇所に集中している事が判明する。

 この止まり木なり花に焦点を定めて500mmf4レンズに1.4倍のテレコンバータ付け700mmにして手持ち撮影を試みた。結構重いが、肩から襷掛けのストラップで移動を簡単にしてみた。前日の雨で草地には水が溜まり、車の轍の両サイドはツクシイバラの棘が迫っている場所だ。

 顔つきは小型のオオヨシキリといった感じだが、実は飛ぶ前から枯れ草に掴まりながらヒッヒッヒッ!と鳴き始めているのが判った。飛んでから鳴くのではないのだ!ジュン・ジュン・ジュン・ジュンと鳴きながら降りてきた後も枯れ草に掴まったまま鳴いているのをこの眼ではっきりと確認できた。

基本的には真昼間から飛んでいるが、光的にはやはり夕方のほうがメリハリが出る。

胸の白さが印象的な野鳥だろう。

時折、片方づつ主翼を伸ばしてストレッチ。バイク乗りが足を伸ばすのと一緒か?

後姿の見返り美人。

この通り鳴きながらまだ飛び立たない事もある。

凛々しい顔つきだ。

後ろが抜けてくれないと、まず飛翔シーンは撮り難い野鳥だ。

ツクシイバラの園で枯れ草に器用に留まるセッカ。