2015年6月15日月曜日

人吉のサギ事情。Heron report of Hitoyoshi area.

 人吉にはサギが多いと聞いていたので今回は少しサギの動きにも気を配ってみた。勿論巷を騒がしている年金詐欺とか振り込め詐欺ではない。人吉温泉駅(いつの間にか人吉駅と言う名称ではなくなっていた)の北側の真上の丘に鷺山があるのは6年前から気が付いていたが、今回800m離れた球磨川左岸から望遠レンズで観察してみた。この距離くらいに離れないと全容を横位置から観察できないのだ。

 ほぼ色々なサギが営巣しているようだ。アオサギ、ダイサギ、コサギ、アマサギ、それにゴイサギも混じっているようだ。人吉温泉駅まで行けば頭上を出入りするサギを観察できるのでより詳しく判ろう。
 これらのサギ達の採餌場所が何処なのかを探すと、これまた大変なのだが、一応種別に縄張りと言うか好みのエリアがあるようだ。サギ類も縄張り争いが厳しいと聞くが、人吉のサギたちは魚等餌が豊富なのだろう、他のエリアほどの争いは少なくお互い共存しているようだ。

以前サギ類がカワウの群れを囲んでワイワイやっている場面を動画で撮影したが、この雰囲気こそ人吉界隈の野鳥の姿・生育環境なのではないだろうか?
人吉の野鳥2012年の佇まい動画
https://www.youtube.com/watch?v=gbgxs7rcgGw&feature=youtu.be

今日の画像はこれら今回観察・撮影したサギ類のレポート。

人吉温泉駅の真上に此れだけの鷺山があるのだ。

もう群雄割拠?緊張感のある距離で共存しあっている。

ダイサギとアオサギがやはり一番大きいので目立つようだ。

此れは最初何だか判らなかった、泳いでいる水鳥って?と思ったら・・・。

採餌直後のアオサギだった。アオサギは泳ぐらしい。

アマサギは田植え前の水を張った田に多く集まるようだ。

家族で採餌中。冬羽から夏羽に替りかけなのか、はたまた幼鳥なのか?

主に蛙等の両生類を狙っているようだ。

こちらはゴイサギ。従五位の下の冠位を持つ偉い野鳥らしい。

それが、カジカかドンコらしき大物をゲットしていた。

あまりの大きさに飲み込むまで15分以上掛かっていた。この最中頭上でアカショウビンが鳴いていて気が気ではない朝だった。

お控えなすって・・・と言っているのではない。しかしそう見えるのはササゴイ。

ササゴイも採餌の失敗場面には良く出くわす。飛んでいるときの優雅さとは違うようだ。