今回は奥日光で夕方西陽が強い頃、既に湯川の峡谷の底にはかすかに日が射すような状況だったが、目の前にカワガラスが居て盛んに採餌していた。既に川沿いの木道には人影は一切なく、ここで熊に遭遇でもしたらどうしようと思うほどの静寂の中だった。こちらは動かずしゃがんで見守っていたが、目の前から20mの範囲で行ったり来たりして色々なパフォーマンスを見せてくれた。
全国で色々なカワガラスを撮影してきたが、此処の個体はちょっと面白かった。
まぶたを閉じると白いのは全国何処でも同じだ。たまに黄色や赤があってもいいが・・・。
顔つきは渓流のウルトラマン?
銀色の足を踏ん張って倒木の水際から狙うのが此処の個体の特徴。
あちこちに散在する流れに没した倒木から流れに顔を突っ込む姿が多い。
時折、そのまま突っ込んで採餌する。
こちらは筆者の目の前だった。
採餌に夢中で何度も水中へ!
一発必中の腕前を見せてくれた。多分水深も深く流れが速いので、こういった採餌方法しか出来ないのだろう。個体差ではなくどのカワガラスが来てもこういう採餌法しか出来ないのだと思った。
岩の上で休憩しながら耳?を掻いていたが、ひょっとして片足で立ってトントントンと耳の水抜き等やりゃしないか?と思ったがしなかった。