基本的にスズメの飛び方はヒヨドリやアオゲラ・アカゲラ、あるいはシジュウカラなどの様に波打ちながら飛ばず、一直線に飛ぶので、上がったり下がったり急旋回するような動きをすると思って居なかったので驚いた。更に画像を拡大して腰を抜かすかと思うほど驚いた!何と空中で採餌、つまり昆虫をフライングキャッチしていたのだ!
これは進化なのか?退化しないで残った本来の習性なのか?人吉エリアではごくごく当たり前の事なのだろうが、東京などの人口密集地域ではまず考えられない。人に教えても信じてはもらえない。現在は疑い深い人が多いうえ、嘘を平気でつく人もいるので「視た、居た」と言っただけでは信じてもらえない。したがって画像や映像で証拠を提出しないとまともに扱ってもらえない。その意味からすれば今回の画像は自分にとっても間違いないとご紹介できる。
今は旅先なのでじっくり報告は出来ないが、撮影した場所の環境など詳しい内容は帰京後、機会をみて再度レポートしたい。
まずは既に口で捕食した虫を咥えているスズメ。
餌を咥えたまま目の前のほかの虫に気が付いた。
スズメは急反転し虫の方に向きを変え始め、完全に目線は虫を向いている。
完全に虫を捉え、捕食に向かう。
虫との距離差を図り・・・。
加速する。
大きな口を開いて捕食に入る。
捕食成功!幾つの餌を咥えているのだろう?此処までは連続撮影画像。
画像をチェックしてみたらその他幾つも捕食した場面の画像があった。
勿論500mm手持ち追い写しなのでピンボケも多いが、生態は判って頂けると思う。初めてこういう場面を知った喜びが野鳥観察の醍醐味だろうか?しかし都会のスズメはこの画像を見てなんというだろう?自信がつくか、俺達も・・・と奮起するか、あるいは俺達には無理!と悔し涙を流すか・・・もちろんスズメの涙ほどだろうが。