Today I 'd like to show you four different type of "Japanese Pygmy Woodpecker".
コゲラはスズメほどの大きさで日本国内では一番小さなキツツキ。東京郊外の公園や住宅地の樹木にも来る身近な野鳥だ。横の縞々模様が目立ち、鳴き声もジッパーを開閉するような声で「ズイーッ、ズイーッ」と2~3度鳴く。繁殖期には「キュッ、キュッ」と鋭く鳴く事が多い。大体において番(つがい)の2羽で行動するか、シジュウカラ、エナガ、ヤマガラなどの小型の野鳥と混成群を形成して異種混合集団で移動するのに出会う事が多い。番(つがい)の場合の2羽の距離は1m~10m程度が多い。1羽が移動するともう1羽が後を追う姿を見るこが出来よう。
観察しやすい野鳥で、何処のも同じだとばかり思っていたら何と日本国内では9種類もの亜種が存在するという。北海道から沖縄・八重山諸島の西表島の亜種まで9タイプもいるらしい。そういえば北海道で撮影したコゲラが妙にグレーっぽく明るい色だったのを思い出してパソコンをひっくり返してみたら12か所で撮影したコゲラが出て来た。今日はその内4か所の画像をご紹介。
"Japanese Pygmy Woodpecker" in Hokkaido Sapporo.
札幌円山原始林のエゾコゲラ。茶色というより灰色のコゲラ、遊歩道のすぐ脇、2mの距離にエゾシマリスが居ても動じなかった。
"Japanese Pygmy Woodpecker" in Urabandai Highland.
裏磐梯雪に覆われた樹林帯の中のコゲラ。クロスカントリースキーで移動して撮影。普段樹木にへばりついているコゲラを正面から観る事は滅多にない。
"Japanese Pygmy Woodpecker" in Kamikouchi Nagano.
11月の上高地、だんだん茶色っぽい色になってくる。
"Japanese Pygmy Woodpecker" in Kamikouchi Nagano just making nest in a tree.
上高地のコゲラは11月の画像で巣穴づくりの真っ最中だった。ほじくった木屑を盛んに巣の外に出している。
"Japanese Pygmy Woodpecker" in Kitakyushu Adachiyama.
北九州小倉に在る足立山の森林公園のコゲラ。6月末の子育て中の画像。既にこちらの個体が親だか子供だか判らないほどに育っている。色は確かに北方のコゲラよりは濃い茶色になっている。明日はこのコゲラの子育て給餌の画像の予定。