昨日は三か月強振りに恵比寿からダイアモンド富士を拝むことが出来た、其れも奇跡的に。夕陽が富士山の頂上に見かけ上沈む20分前、富士山上空には雲が沢山あった。デザインスタジオのテラスからカメラを抱えていたスタッフ3名のうち1名は「あー、今日は無理だ、残念!店が混んで密になる前に飯食いに行こう。」と階下へ降りていってしまった。撮れたのにそれこそ彼は残念だったろう!
それにしても写真撮影愛好家は富士山やダイアモンド富士がお好きなようだ。毎日野鳥の生態中心に何かしら撮影して、1日のシャッター回数が平均で100回以上の筆者でも数年に一度はダイアモンド富士や綺麗な富士山を撮るのが大好きだ。
新幹線で西へ行く際は必ず二人掛けの窓側E席に腰かけて三島を過ぎて、愛宕山からだんだん姿を見せる富士山を間近から撮影するし、富士川の鉄橋を渡りながら連写で橋梁のトラスの間から撮れる富士山を狙うのはお約束だ。
ダイアモンド富士は2009年、富士山麓の田貫湖で野鳥を撮影した際に宿泊した宿から富士山に登る朝陽を撮影したのがきっかけ。朝陽の富士越しはこの時しか撮っていないが、成る程ダイアモンド富士にチャレンジする人たちの気持ちが判ったような気がした。
東京在住の身としてはわざわざ富士山の西側まで出かけ、早起きしても雲がかかっていたり雨だったらメチャクチャ、ショックだろう?だからまずやってみようとは思わない。
しかし確率が非常に低い貴重な撮影だからこそ撮れた時の喜びは大きいのだろうと思う、自慢して当たり前だ。珍鳥を撮影出来たり、野鳥に接近出来て良い写真が撮れたバーダーが喜び勇んで成果を吹聴するのと同じだ。
数年前、早朝寝ている沼の水鳥(渡り鳥)を大声を上げて騒いで飛び立たせ珍しいシーンを撮影したとんでもない野鳥撮影者がいた。事もあろうにそれを自慢して撮影した写真をコンテストに応募した。
この話には後日談があって、なんと脅かせて飛び立たせたその写真を一等賞にしたとんでもない無知な審査員たちがいて、双方共に心ある野鳥撮影家達からのクレームSNSで叩かれ、大ヒンシュクを買った。
写真コンテストで褒めてもらいたいがために「正しい事が見えなくなる」行為・マナー違反行動は慎まねばらなないだろう。野鳥撮影、鉄道撮影、航空機撮影、自然撮影、動植物撮影全てに言えよう。筆者も人の振り見て我が降り直さねば・・・もし有れば。
そういう筆者も富士山をけっこうたくさん撮影している、最近のモノをほんの少しご紹介。実は偶然良いシーンを見かけてシャッターを押したものが多いのでコンデジで撮影したものが半分以上。