NHKの番組制作や、大掛かりで5~6台ものカメラを連動させて野鳥を撮影する職業プロの方々とは違う、あくまでアマチュアの観察研究者の撮影レベルであることを念頭に置いてご覧になった頂きたい。
ヤマセミが水面上をこちらへ向かって飛んでくるシーンは過去において幾度も撮影しているが、飛行中の上空なり架線上からいきなり急降下体勢に入って採餌に及ぶ瞬間は予測が非常に難しい。
あらかじめカメラをセットして置くなどイージーな撮影ではないので、ブレや露出ミスの連続だ。この瞬間に対応できるにはカメラのAFスピードや自動絞りのスピードは勿論だが、飛行物体であるヤマセミをファインダー内に留める撮影者の慣れ・経験・熟練度が非常に重要となる。
無駄打ちがあまりに多いので、フィルム時代には考えられなかった画像だろう。燕の追い写しや、ミサゴの急降下採餌を幾度も練習してやっと撮れる画像だろうと思う。
この際は球磨川に対して直角真横の方向へダイブしてきた。
これは斜め前方からのダイブ。
さしずめ、アニメなら「キーン!」とか擬音が入るのではなかろうか?
成果は御覧の通りだ。