まだ時間は午前8時前だ、霧ヶ峰の八島湿原へ寄って1時間くらい野鳥観察・撮影をしても充分休日の帰京ラッシュ前には調布インターへたどり着くな・・・と思い、諏訪インターで一般道へ降りた。
昨年セーターを忘れた際、自宅まで宅急便で届けて下さった「みさやま(=御射山)ヒュッテ」の若い経営者に御礼を言いたいとも思いつづら折りの山道を登った。八島湿原駐車場に着いたのは朝8時20分だった。晴れた日曜日なのにまだ10台程度の車しか来ておらず、意外な事だと思った。
みさやまヒュッテのお二人と・・・。
駐車場へ入る手前の道で車の上の樹木に鳩らしき野鳥が留まったので超逆光の中撮影して置いたが、戻って画像を見たらやはりカッコウだった。
幾度も来慣れている八島湿原はこの5月という時期にだけは来た事が無かった。しかし来て驚いた!平地とは季節が一カ月半は違い、エゾノコリンゴや普通のコリンゴ、つまりズミの花が三分~五分咲きで今まさに春爛漫なのだ。路地にはサクラスミレ等のスミレ系が咲き、レンゲツツジが花開いていた。湿地帯はまだ草の新芽は出ておらず褐色だったがすぐに緑の新芽で覆われるだろう。
その中、早くもノビタキが囀り、あちこちでカッコウが鳴いていた。未だ九州に居た1週間ほど前、野鳥観察の大先輩がカッコウやホトトギスを撮影に探鳥行だと言っていて羨ましい事だと思ったのだが、まさか帰途の途中で自分がカッコウに出遭えるとは思わなかった。
木道を歩いていて、色々な野鳥の声が聴こえるが、間近でカッコウの声を聴いても、我が家の柱時計の定時の声とあまりに似ていて、ついつい2~3度聞きのがしてしまいそうに成ってしまった。
遠くから飛んでくる尾の長い中型野鳥を見つけ、瞬時にカッコウだと思った。すぐさま露出その他を確認しレンズを向けて初めて撮れたカッコウの飛翔画像。
相当遠い樹木のてっぺんで鳴いていた。
70m程の距離の樹木に来た際の一連の画像がこれ以降。カッコウやホトトギスがやる独特の格好だ。
盛んに自己主張するがごとく♪カッコウ、カッコウと鳴いていた。