筆者は車に対しての特別な想いはない。外国車が好きだの、自分をカッコよく見せたいステータスシンボルとしての存在としての位置づけもない。まず安全に運行し燃費が良ければ充分。荷物は沢山積める方が良いとは思う。後は雪道でも凍結道路でも安全に一定の速度で走れればそれで良いと思っている。だからクルマは基本的にモノを運ぶ為の動く道具だと思っている。
その観点から言えば、理想はダブルキャブのピックアップ・トラックが良いが、走行性能・居住性で長距離運転に適した車種は未だに出遭った事が無い。
要は形が良くて綺麗な車に乗っている自分を想像したりはしない。車の色など運転席に乗ってみれば見えないので殆ど気にしない。品の無い色は嫌だが・・・。
広告代理店時代から仕事の関係で最近社名をスバルに統一した富士重工・スバルの車を乗り継いできている。1960年代からスノースポーツが大好きだったのでレオーネの時代から四駆を好んで乗り継いできた。
故障しない、壊れない、万一トラブルがあっても国内ですぐ修理可能という意味からも外車には乗らない、ましてや左ハンドルなど絶対に乗らない。
最近の国産車もトランスホーマーのロボット?の壊れた部品のようなオモチャ的デザインばっかりで品が無く好きになれない。その中でスバルだけは車の持つ色気を十分に継承してくれているので好ましい。スバルに乗って早や30年以上。今まで一度も故障した事が無かった。
去年も今年も車はスバル・アウトバック・L.L.Bean仕様モデルだ。ここ数年九州へ幾度も行くが全て現地でのレンタカーだったので自分の車にはあまり乗っていなかった。しかし自分のスバル・アウトバックで昨年は九州往復で2,850km、今年は3,220km走破した。
事前にファンベルト交換、オイル・オイルエレメント交換など長距離ドライブの準備は念入りに、完璧に行った。昨年もタイヤを新しくして世話になり仲良くなっている三鷹スーパーオートバックスにチューンナップをお願いした。
オートバックスよりはるかに近い所にスバルの研究所やディーラーが在るのだが、一度2度目の車検更新の際に重要な部分を修理(高額見積もりだった)しておかないと・・・と言われ、セカンドオピニオンでオートバックスに訊いたら「大丈夫です!」と太鼓判を押されて以来2度と行かなくなった。
天下のスバルの車がたかが6~7年普通の乗り方をしていてそんな重要な修理が必要な訳ないだろう?もしそうなら欠陥車だという疑念が湧き、それが正しかった訳だ、要は足元を視られたのだと思う。現に昨年・今年と2度東京~九州を往復して何の問題も無いのはどうしてだ?論より証拠だろ。
で、いつ出発するか?これが問題だった。無駄の嫌いな筆者は勿論ETC料金が割引になる土日・休日の運転を基本にJHの渋滞マップを研究し5月4日、連休上り下りのピークの真ん中の日の午前零時に東京インターを出発すれば渋滞に一切遭遇せず目的地の大阪・河内長野市の岩湧山四季彩館へ到着するだろうと踏んだ。
見事に功を奏し、到着予定時刻午前7時20分(連休5月4日の想定時間)より早く午前6時30分に四季彩館第一駐車場に到着できた。今日のレポートはまずそこに着くまでの様子。
瀬田の東京インターに入ったのがちょうど午前0時4分だった。予定より4分ほど遅れてしまった。
新東名に入ってしばらくして気が付いたら135km/hで走っていて驚いた。スピード感が無いのだ、車線幅が広いのだろう。スキー場で幅広いコースを飛ばしているとスピード感があまり無いのと同じ理屈だ。
豊田JCTは3時間半足らずで通過。
伊勢自動車道と名阪国道25号線分岐点で午前4時19分。
道の駅「伊賀」で休憩、赤福が如何にも伊勢近いSAだった。
名阪国道25号線の奈良の一本松付近で夜が明けた。ノールック撮影!
奈良盆地で法隆寺インターなどを通過。初めて知った法隆寺インター。
6時頃には既に高速を降りていて、ひたすら一般道を南へ下った。
途中で、いかにも関西っぽいランドマークに遭遇。宗教団体の塔。
岩湧山の頂上に一番近い無料駐車場に着いたのは午前6時30分。写真撮影が10分後に成った理由はすぐ傍の樹のてっぺんで囀るオオルリの撮影でドタバタしていたからだった。
四季彩館が開く午前10時まで3時間強、テラスから思う存分目の前のオオルリを撮影できる至福の時間だった。その際強風の中録画してみた四季彩館のオオルリの囀りがこれ。
10時きっかりに開いた四季彩館前で記念撮影。FBでしか繋がっていなかった瀬沢氏と生で逢えた瞬間だった。真ん中が瀬沢さん、右は河内長野市産業経済部農林課の小西館長。