今年はアジサイの花が早く咲き始めているようだ。このところ盛んにTVのニュースで取り上げている。国内のメディアは何故か競合他社の独自の企画に刺激されて、横並びで同じような内容の報道をしがちだ。
一社がアジサイの開花を報ずると、翌日には一斉に他社も報ずる。何故だろう?抜け駆けは許さないという日本の村社会の構造にその原因があるとみている。
筆者が大学時代の1970年頃、鎌倉にアジサイで有名な明月院という小さな寺があり幾度か行った。もちろん今もある。60歳過ぎて40年以上ぶりに行ったとき、何とTV局のクルーが3社も鉢合わせしていて笑った事があった。アジサイの時期に成ると毎年同じことをやっているのだろうか?
全く日本のメディアには個性が無い!どのチャンネルを回しても出てくるのはお笑い系の芸人とおバカタレントばかりだ。
ある時海外から来た知人と談笑していて、地震のテロップが出たのでNHKにチャンネルを回す際一気に飛ばず、順番に回したらどのチャンネルもひな壇にタレントが並んでいる画面が続き、その知人呆れかえって「日本って不思議すぎる・・。」と驚いたのを目の当たりにした。
ところで、アジサイの花が日本原産という事を知っている人は約30%しか居ないという事だそうだ。さらに世界で2000種以上存在するという事、実は毒性植物であるという事を知っている人は5%しかいなかったという。
ほとんどがシーボルトたちが持ち帰った幕末、オランダなどヨーロッパで非常に好まれ品種改良され、逆輸入された園芸種が昨今非常に多いようだ。
三鷹在住の筆者が此処数週間でコンデジ撮影した幾つかをご紹介。たまには花も良いだろうと思う。
日本原産のアジサイはガクアジサイがそのルーツの様だ
ガクアジサイもどんどん園芸種で品種改良されている。
酸性土壌だと青い花に成り、アルカリ性だとピンク系に成るというのは常識だがミックスされた場合はどういう理由かと問うと、根っこは一か所ではなく地中に広く張るので、それぞれ微妙な酸性アルカリ性PHの違いの差が出るという話と品種改良してミックスしやすいようなDNAを持たせたという話がある。双方間違いではない様だ。