ツミのレポートは三日目。今日は巣の中のヒナと、そのヒナへの親の給餌に関しての観察レポート。NHKの自然関連の番組の様な時間と機材、マンパワーをたっぷりかけての収録では無いので、学校の理科の自由研究レベルの観察だがご容赦願いたい。
少なくとも、ただやみくもに野鳥の写真を撮影して、数多くの種類を撮ったとか、珍しい野鳥を撮ったとか、はたまたコンテストに応募するのようなきれいな撮影とは違って、筆者の場合はその生態の面白さや瞬間的な生の現場の臨場感を記録する目的なので、ピンボケ、枝被りなどはお許し願いたい。
学友から情報を得て最初に行った日に、巣の中では頭の毛はまだ白いものの既に大きくなったヒナ三羽が、活発に動いているのが見てとれた。
よく猛禽類の巣立ちまでのTV放映のような巣の中で羽ばたきの練習をする場面などは、巣のある場所が殆ど木々の葉で隠れてしまっており、撮影出来なかった。毎日でも通える方は撮影しておられるかもしれない。
この親から雛への給餌投稿は観察している短い時間内だけのレポートに成る。まず給餌するエサはオスが巣から離れた場所でゲットしている様だ。給餌用の餌はヒヨドリだったりムクドリ、スズメの類だと思われる。
そうして巣のエリアの巣から少し離れた場所でオスが獲物をメスに渡していた。これは空中に放り上げてメスがそれを空中でキャッチする様な、あっという間のアクションだったような気がする。
オスから渡された獲物をメスが巣から少し離れた場所で羽根を大かたむしり取り、10分ほどして巣に運んだ。今回の場合育ちの早いヒナが二羽、遅いヒナが一羽いてどのような給餌バランスに成っているのかは判らない。
画像的には奇跡的に巣で待ち受けるヒナに向かって、親鳥が獲物をぶら下げて向かう場面が撮れていた。1日に1~2度しかないチャンスを良く収録できたと思った。幸運だった。