一般的にカラスは知能が高い‥と言われている。
昔からカラスは木の細い枝で器用に木の実から実の部分をほじくり出すと言われている。あるいは硬い木の実を往来の激しい道路に持って行って車に轢かせ殻を割るという。
筆者も過去において面白い本を読んでいる。この中にも似たようなカラスの行動が書かれていた。野鳥好きであれば一度図書館などで借りて読んでみることをお薦めする。
コロナ禍で国民に不要不急の外出自粛を求め、その一方でオリンピックのパブリック・ビューなどを計画する様な矛盾だらけの政治家やオリンピック関係者たちより、カラスの方がよほど知能が高いことが判るだろう。
こんなNHKのワイルドライフや「ダーウィンが来た!」などで出てきそうなシーンを実際住宅街で目の当たりにしたので早速ご紹介!
朝の愛犬散歩で殆ど必ず出逢うカラスが居る。2羽なのだがつがいと思われる。我が愛犬の黒柴とはすでに旧知の中で、お互い追いかけたりちょっかい出したりしない。
で、愛犬と共に通り過ぎたら、舞い降りてその木の実を再び咥えて飛び上がり、また電線の上から道路に落とした。今度ははっきりと見ていたので、間違って落としたのではなく、意図的に落としたのが良く判った。
そこで、その附近をよく観察したら、道路上に割れた硬い木の実の殻が2~3か所散乱しているのに気が付いた。粉々になっているのもある。
そこで筆者は考えた。これって近所の自家用車や宅配便や郵便の車が轢いてかたい殻を割った跡ではないのか?要はカラスはいくつかを道路に落として車に轢かせたが、早朝で車が通らないため高い所から落として割ろうとしていたのではないだろうか?
かたい殻の木の実の種と言えば、山ぐるみの他にも椿の実や梅の実などが考えられるが、六月ではいずれも季節的に合わない。多分カラスが昨年秋の収穫時にどこかに保存しておいたものだろう。ヤマガラなどと同様カラスも保存食を隠すらしい。