野鳥撮影ファン誰しもが出遭えれば好んで撮影するカワセミ!21世紀に入り公害・スモッグが減り東京都心にも戻ってきたので、意外なほどどこにでも居る水辺の宝石。東京都内の池のある公園であれば、殆ど何処ででも出遭える。筆者が過去において出遭った都心の公園・緑地は、上野不忍池、明治神宮、新宿御苑、皇居東御苑、目黒自然教育園、北の丸公園、外堀など。
筆者は上野不忍池と明治神宮御苑を定期的に訪れ、定点観察をしている。最近それに千葉の名刹の池も不定期ながら観察し始めた。理由は生息環境によって何か生態に地域性があるかもしれないという根拠のない予想だ。
自宅のある三鷹市の野川では2006年から既に15年も野鳥たちの定点観察を行っているが、カワセミはずーっと一番出席率の高い優等生だ。かってはタシギなども来て居たが、最近はシマアジだのムジセッカだの全国的にもなかなか出遭い難い種が来てくれている。
こうした中、野鳥撮影をしていて出遭えさえすればカワセミも撮影をしているが、殆どが留まっている時が多く、高速で飛びまくるカワセミを追い写せる場所は限られている。水面に近い所を飛ぶカワセミなので、極力障害物の無い開けた場所で、水面に近い高さから撮影するのが一番理に適っていると言って良いだろう。そういう点で低灌木が多く、細長い野川流域は環境的に難がある。どうしても開けた都心の池などが撮影には適している。
しかし大半は公共施設なので、撮影は時には数多い他の入園者たちの邪魔に成る。勿論三脚などを使用しては撮影しないし、すべきではない。これは野鳥撮影時の最低のマナーだ。 したがって池の杭や柵にカメラの一部を固定して撮ることが多い。勿論立ちポーズで手持ちで脇を閉めて撮ることも多い。
今日ご紹介の画像は明治神宮御苑、だが実は光の条件的に一番撮影に適していない場所だ。常時逆光だし、日陰が多い。訪れる人も多い、他のお客さんの邪魔にならないように撮影するのも結構大変だ。だから土日には行かないようにしている。
此処で撮影する場合は太陽光を遮るつばのある帽子が必須だ。此処のカワセミは相当高速で目の前を横切るので観察を怠ったり、同伴者としゃべっていてはまず撮れない。一人で行くに限る。