一昨日、北関東の研究所から都心へ戻り、目黒の国立科学博物館附属自然教育園へ数週間ぶりに入ってみた。前回は曇天ながら朝10時、アカハラやワカケホンセイインコが木の実を貪り食っていた。
http://yamasemiweb.blogspot.com/2021/01/152several-wild-birds-of-national.html
今回は昼の12時頃だったので野鳥の食事時間はとっくに終わり、だいぶ暖かくなっていたので猛禽類がお出ましだった。ノスリが高い樹の上で羽休めをしているのに遭遇。
此処で筆者は考えた。ノスリと言えば最近明治神宮でオオタカ同様上空を舞っている姿に良く出遭う。オオタカも二羽はいる。この目黒の自然教育園ではオオタカも繁殖しているという事だ。
もちろん明治神宮でも繁殖はしていると聞いているので、首都圏中心部にはけっこう猛禽類が生息しているという事なのだろう。
上空を飛ぶ、サーマル(上昇気流)に乗れば目視出来ない高さまで上がる猛禽類だもの、目黒や渋谷や新宿などの距離は一っ飛びのはずだ。つまり明治神宮で見かけたオオタカも新宿御苑で見かけたオオタカも同じ個体なのだろう。つまりそれが目黒の自然教育園に行っても何の不思議もない。ノスリも同じことだ。
自然教育園にその場所を示す俯瞰写真が在った。これで観る限りタカの眼から見れば都心の緑地は明治神宮も新宿御苑も皇居も行動範囲に成り得るはずだと思った。
NHKの「さわやか自然百景」とか「ダーウィンが来た!」あるいは「ニッポンの里山」あたりで、猛禽類に発信機を付けて何処をどう回遊しているのか調査して放送して欲しいと思う。
渋谷の新しい高層ビル群や恵比寿~青山辺りの上空を悠々と猛禽類が飛んでいる事を想像するだけで楽しくならないだろうか?